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キャッシュ・イズ・キング


どうしても入用があったので、人手のなくなった夜に駅前のコンビニへ買い物へ出かけました。
近所の飲食店も軒並み明かりが灯っていません。
 
お店を開けられないということは、今まで深夜まで営業していた分の売上金が入ってこないということですよね。
でも、営業できなくても人件費や家賃というお金は出ていくことになってしまいます。
今まで経験することのなかった非常事態が、現在進行形で進んでいる状況です。
 
こんな時、企業にとって何が一番大切かというと、やっぱり現金です。

お金は会社の血液とも言われています。

文字通り、生物の血液と同じような機能を会社内では果たします。

 

例えば人の血液が十分にあれば身体中に十分な血液が巡りますので、各細胞に酸素が十分にいきわたるでしょうし、悪い細菌やウイルスが体内に入ってきたとしても除去することができます。

それに加えて正しい生活習慣を維持していければ、健康な身体を保っていけるでしょう。

 

身体の中の血液が足りなくなってくると、身体のあちこちが十分な機能を果たせなくなることは容易に想像ができると思います。

そうすると、そんなに正しい生活習慣を維持していても、健康な身体を保てない可能性が出てきますね。

 

会社組織も実は同じで、キャッシュが十分にあれば人を雇うこともできますし、技術革新につながる新しい設備を導入することもできます。

それに加えて十分に考えられたビジネスモデルを適用できていれば、継続して利益の出せる会社となるでしょう。

 

手元に十分なキャッシュがない場合、何か問題やトラブルが起こった場合の対処に躊躇してしまうかもしれません。

どんなに優れたビジネスモデルを考えたとしても、すぐにでもやりたいのに必要なお金がなく、行動に移せないまま他社に先を越されることもあり得ます。

というようなことは、今までの環境では言われていました。

この自粛の状況下では一部の経済が停滞し、これからの未来に何が起こるかが全く予測ができません

 

コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が出されてから、飲食店の営業を自粛するところが出てきました。

つい最近では建設会社の工事がストップするという事態が起こり、それに連鎖して下請けや建材を生産している会社にも影響が出てくるでしょう。

今でこそ影響が出ていない業界も、時間差で自粛の影響が出てくるのは間違いないです。

 

会社単位だけではなく、国家単位・世界単位でお金の巡りが悪くなっています。

国も経営者も個人も、例外なく予測のできない未来に向かって意思決定を繰り返さないといけない時でしょう。

ここには正しい意思決定は存在せず、試行錯誤を繰り返しながら正解に近づいていくプロセスを踏むことが予想されます。

 

なので、後から考えると失敗と評価される意思決定もすることになってしまいます。

失敗の損失をカバーしないといけないのですが、その時に手元に現金の余裕がなければ即死です。

では、失敗をしないように守ればいいかというと、この状況で守ってばかりでは売上は減り続け、現金は減っていく一方。

 

攻めるにしても現金は必要、守って状況が安定するまで耐えるにしても現金は必要。

今時点での話ですが、与信や信用よりも一時的に現金が強くなったと感じます。

 

今は可能な限り、手元の現金を増やしておく。

現金こそが、会社が生き残る可能性を飛躍的に高めてくれます。

 

その為に、もし今まで銀行とのお付き合いがなかったとしても、融資を受けて体力をつけておかなくてはいけません。