何かと新しいことが降ってくる今日この頃。
普段とは違うことを行うと、結果も違うものが返ってきます。
わたし自身もルーチンワークに陥りがちですが、外部からの刺激をもらえるのがとてもありがたいです。
意図的に刺激を受ける場を作っていくようになったのも、この視点のおかげですね。
というわけで、昨日の続きを書いていこうかなと思っています。
昨日は社長のビジョンを数字に置き換えると、組織に伝達しやすいということでした。
今回は2つ目の「新しい視点を持ちたい時」に、「長期経営計画」を考えるのは良いですねってことです。
なんかこの2つ、結びつかないと感じますよね。
わたしも最初はそうでした。
経営者の長期経営計画作成をサポートし始めた頃、わたし自身も訳も分からずになんとなーく数字作りのお手伝いをしていました。
なんとなーくって感じているくらい、それはもうレベルの低いものでした(笑)
だってまぁ、経営をしたことがない、お金を借りたこともない、勘定科目もわからない平社員が、経営者の長期経営計画作成のサポートをするわけですから。
ひのきのぼうで魔王と戦うようなものです。
そんな状態からスタートしましたが、1年もすると相手の言っていることがなんとなく分かってきて。
2年もするとアドバイスができるようになってきた気がします。
どんなアドバイスが多かったかというと。
最初の頃は「まず作ってみましょう!」的な感じでした。
何が起こっていたかというと、ほとんどの経営者は長期経営計画を作ったことがないので、思考停止をするんですよね。
ノートPCを目の前にして、腕組みにらめっこ状態です。
その状態で半日が過ぎることもザラなので、進まない人がいればおしりを叩き、隙を見ては巧みに誘導し、人目を盗んではマウスを奪って少し作ってあげます。
そんなこんなで色んな苦労をして、5年後の会社像を明確な数字に表せるように作り上げます。
イメージとしては、アップルの新社屋くらいになるような成長を求めるんです。
現実にはそこまではいきませんが、今の状態と比べるとそこまでのギャップがあります。
あと5年で会社を大幅に成長させる。
この無謀ともいえる目標設定をすることによって、実は今から手をつけなければいけないことが浮き彫りになるんです。
今の延長線上にはない目標設定。
これが長期計画に必要な大前提であり、時間をかけてでも行っておくべきビジョンの共有化です。
数字によって示すことで、未来の自分たちの姿が誰にでもわかるようになりました。
その未来が今の延長線上にないとしたら。
今から何を行えば近づいていけるのかを考えます。
何かしらの情報がないか、自然とアンテナが立ちます。
現状維持という壮大な罠に陥らないためにも、この視点は大事な意義があります。
では、続きは次回に。