今週も出張が続きます。
前半は寒い地方をふらふらと、後半はMGシニアに参加です。
7月のMGはシニアとジュニアを受講するので、これでだいたい290期。
10年かけてやっと300期が見えてきたので、どこで迎えるかをそろそろ考えておかないとなって思ってます。
MGは100期をすることを推奨しています。
100期続けることによって、戦略マンへと変身しますよってことです。
でもこれって、何もMGに限った話じゃないと思うんですよね。
何事も継続して学習しないと、本人はわかった気になってしまって、それ以上の成長は望めなくなります。
TOCでいう、never say I know(わかったと言わない)と同じだと思っています。
結局、色んな経営理論や手法がありますけれども、根っこは同じことが多いということ。
広く学ぶこともとても大事ですが、軸となる御旗を何にするかを決めるのも大事です。

組織でも先頭に立つ人が目立つ旗を立てないと、どこに向かえばいいのかがわからなくなりますよね。
進むのか、止まるのか、休憩をするのか。
旗があればその通りに進む人が多いでしょうが、旗が見えなかったら自分たちの判断であちこち行ってしまうかもしれません。
まずはみんなが見える旗は必要ですよね。
では、その掲げた旗を見て、みんなは意味を理解できているでしょうか。
進めの旗を揚げているのに、なぜかみんなは休んでいる。
そんなことは起こっていませんか?

優れた戦略や戦術も、力が合わさらないと効果は望めませんよね。
旗を立てることと、立てた旗に合わせた理解と行動が必要です。
戦国時代は狼煙が緊急時の伝達手段でした。
敵が攻めてきた時など、緊急の連絡が必要な時に、多くの敵が目の前に居ようともわが身を投げうって知らせを送ってきたわけです。
そんな狼煙の意味を取り違えたら、敵が攻めてきたことに気付かず、一国の存亡に関わります。
旗や狼煙と言った重要な指令は、間違いなく伝わらなければ意味がありません。
それも一部の幹部だけではなく、末端の一般社員やパートにも理解できると大きな力となります。
共通言語の持つ力は、組織の基盤となるくらい大切なことです。