昨日からMGシニアコースを受講しています。
シニアコースは深くMGについて学ぶ場所という位置づけだと思っています。
そうはいってもインストラクター免許を頂ける(かもしれない)場でもあるので、インストラクターは免許の更新に参加することも多いです。
わたしも3年ごとに参加していましたが、比較的時間の自由が利くようになった身。
せっかくなので、今のうちに参加しておこうと、前回参加から2年ですが行ってきます。
MGは経営を学べるゲーム形式の研修ですが、経営をするのも1人の人間です。
100社の会社があれば、100人の経営者がいます。
100人の経営者がいれば、もちろん100通りの経営のやり方があるでしょう。
優秀な経営者の真似をしたところで、そっくりそのまま真似ができるわけではありません。
100通りの経営はどの経営もやり方は異なりますが、正しい経営というものは存在しません。
実はそこが一番の学びだと思っています。
MGの基本的な考え方はとてもシンプルで、理屈自体は会計の域を出ないものがほとんどです。
MGが小学校4年生からできるのと同じように、一般の会社の数字は四則演算で成り立っています。
もっと言うと、会計の世界では基本マイナスは存在しないので、実質は足し算のみの学問です。
貸方と借方という表現を使い分けることで、足し算を引き算に変えているんですよね。
もう少しひねくれた見方をすると、SUMを使うとかΣを使うなどはありますが、シンプルな見方をするとただの足し算。
経営数字に難しい学問は使っていないのが実情です。
何が100通りの経営を生み出しているかというと、経営者の思想です。
こういう話の時って、キングダムは使いやすいですよね。
経営者が好んで読んでいるのを見るのが、よくわかる気がします。
経営者が望んでいる会社像とは、いったいどういったものなのか。
それをMGで表現すると、5期をどんな経営で行うのか。
そんな経営者の思想が、たかだかゲームで5期の経営を行うMGの会社盤に表れてきます。
MGはそんな経営者同士が織りなす、思想のぶつかり合いが起こる時があるんです。
そんな時は面白いですね。
3.5期と呼ばれる懇親会では、大の大人がお酒を飲みながらゲーム内容についてあーだこーだと語り合います。
ゲームという共通言語を用いた、思想のぶつかり合い。
これこそがMGをMGたらしめている大きな要素の1つだと思っています。