三宅島と与那国島のMG企画もいい感じに仕上がってきました。
地元の参加者の協力もあり、素敵に進行中です。
三宅島はイルカが、与那国島は海底遺跡とウミガメに期待大。
もちろん、MGも期待に添えるように頑張ります!
MGが起こす周囲への影響力は、結構計り知れないなぁって感じる今日この頃です。
面白いものや楽しいものには人が集まるのも、自然の摂理なんだと思います。
そんな今日は飲食店のお話をしていこうかと。
わたし自身は30年前の1985年、高校生の頃に近所のモスバーガーでバイトを始めたのが飲食業界のスタート。
その頃はPOSシステムが広まり、大型チェーンの商品管理やオペレーションが一気に進化していた時代でした。
POSができたのは1970年頃で、それまでは個人商店の時代だったのが、あっという間に巨大チェーンが誕生していった感じですね。
KFC、すかいらーく、マック、ミスド、ロイホ
この辺りのチェーンが台頭したのはこの時代です。
そこから30年間は商品の時代であり、業態開発の時代と言われています。
どんな商品を出すのか、どんな業態を作るのかが盛んになり、色んなチェーン店が次々と作られてきました。
たくさんの業態が開発されていき、次々と投入をした結果、次第に市場が飽和していった時代。
業態開発はどんどんとニッチになっていき、考えられうるコンセプトのお店が出現し続けていました。
飲食店がレッドオーシャンと呼ばれる所以がここにあります。
何かをしようとしても、たいていは似たようなコンセプトの店がすでに出ているんですよね。
新規や個人が勝つには、それこそ尖る必要がありましたし、コンセプトで勝たないと厳しいのが飲食業界という感じです。
では、今の飲食店はどうなっているかというと、業態勝負では大手に勝てません。
行きつくところはお店の世界観勝負となってきたとも言えます。
商品の時代は1回行ったら飽きるような、消費財の分野。
これからは顧客との関係性を深めていって、1人のお客様と長く関係を続けていく、関係の時代になっています。
お店の世界観を磨いて、1人のお客様へ提供する価値を高めていく。
顧客数は少なくても、1人当たりの顧客生涯価値を高めていくような時代になったと言えます。
そんな専門用語を使うのもアレですので、簡単にいうとお店のファンを作る時代です。
「またこのお店に行きたい!」と思わせる魅力を作り、しっかりとアピールし、何度も足を運んでもらう。
心の底ではそう望んでいるでしょうけれども、ほとんどの飲食店は常連化に失敗しています。
ある調査データによると、同じ店に2度目の来店をする人は1000人のうち106人、3度目の来店をする人は1000人のうち34人だそうです。
3回お店に訪れてくれる人は、3%しかいないということですね。
逆にいうと、3回お店に来させることができれば、常連化する可能性は飛躍的に高まります。
初めて来店のお客様を把握しているか。
次の来店へ向けた施策を打てているか。
そんな視点も、これからの時代には大切なことです。