昨日今日はアクララールさんのMG研修に参加させて頂いています。
前々から出たいと思っていましたが、仲良くMG開催の予定がかぶりまくりで機会がありませんでした。
うちのMGが中止になったので、幸か不幸かの急遽参加。
神様がくれた機会なので、思いっきり楽しんでいこうと思います。
前回は売上は上がったけれども、どうもおかしい。
よく経営者の勘と言いますけれども、この直感は大事にするべき場面は多いです。
何がおかしいかは証明できないけれども、絶対におかしい。
そんなことは世の中、ざらに起こります。
そこで必要になるのが、科学的な証明なのですが、何も複雑な方程式を解くという訳ではありません。
業態によっては自ら複雑にしている事もありますが、ここではシンプルにいきますね。
売上が上がっているのに儲からないのは、何かが足りていないんです。
その何かというのは、売上をあげるためにどの程度の原価がかかったか、です。
例えば何か形あるモノを作るには、必ず材料が必要になりますよね。
顧客に販売できる形になるまでにかかる材料費がいくらなのか、これは大切な情報です。
これがわからなければ、いくら売上をあげたとしても、どのくらい儲かるかは神のみぞ知るです。
その材料費をVで表現します。
単純な話ですが、販売単価Pから材料費Vを引くと、その製品の儲けがでますよね。
これを粗利益Mといいますが、単純に儲けのMでもいいかもしれません。
販売単価P – 材料費V = 粗利益M
先の会社は、これを把握していなかった可能性が高いです。
実は製品を1個作るのに、材料費は500円かかっていました。
そんなわけで、それぞれの売上のパターンで当てはめてみましょう。
■売上1,000万円
P1,000円 × Q10,000個 = PQ10,000,000円
P1,000円 – V500円 = M500円
M500円 × Q10,000個 = MQ5,000,000円
■売上1,200万円
P800円 × Q15,000個 = PQ12,000,000円
P800 – V500円 = M300円
M300円 × Q15,000個 = MQ4,500,000円
こんな感じに表現することができます。
数字というのは科学的に証明することができる手法で、誰でも簡単に扱うことは可能です。
でも、見る人が見れば数字の変化に気付きますが、じつは数字情報だけだとわかりづらいと思いませんか?
事実は事実なのだけれども、どうにもピンとこない。
そんなことを感じる人も多いのも事実です。
なので、次回は表現方法を変えて、誰しもが一目でわかるようにしていきたいと思います。