YASMGでインストラクターをやるようになった頃、なぜかMGインストラクターの依頼が増え始めました。
世の中、よくわからないものですよね。
YASMGにインストラクターの機会を求めていたのも1つの目的でしたが、達成したと思ったら求めていたことが実現する。
これが自分から動くと世界が変わるということなのかもしれないということを、今更ながらに振り返っています。
実績がないから依頼がこない。
だったら自分で小さくても実績を作る。
そんな感じに世の中って動いているんだなって学んだ瞬間でした。
そんなわたしへの依頼の多くは、参加者の9割前後がMGを初めて受講する社員。
さらに感覚的には、多くの社員が自らの意志で研修に参加していないと感じています。
そんな中でインストラクターをしていると、途中からふと疑問が湧いてくる時がありました。
あれ、ひょっとして全然楽しんでもらってないし、伝わってないんじゃない?
そんな違和感を感じるようになっていました。

楽しく・美しく・効果のあるのがMG。
楽しくもないし、効果もないのは美学に反する。
そんな想いが沸き上がっていました。
いましたが、当時はその場の流れを変える実力がなかったのでしょう。
しばらくは試行錯誤しながら思い悩むMGが続いていたことを覚えています。
周りのインストラクターに聞いても「難しいよねー」的な答えが多くて、「全然参考にならーん!」と悶々としていました。
そもそも答えのない悩みですし、まさに「紙は自分で」の思想通り、自らが切り開いていかなければならない壁なんだと思います。
最初の頃のわたしのMGは、遊びがあまりない本当に「くそ真面目」だったような記憶があります。

そんな「くそ真面目」から、ある時を境にして少しずつ脱却をしていったような気がします。
そのきっかけは同じ時期に受講したEmergeneticsのファシリテーションでしょう。
MGは基本、インストラクターからは一方通行のレクチャーで、横展開は受講生に委ねられることがほとんどだと感じています。
そこに1つだけエッセンスを入れるとしたら、受講生から学びを引き出して共有するファシリテーションかなと感じていました。
でも、最初からうまくいくわけもなく。
なんだかんだと色々と試しながら形にならないMGが続いていた記憶があります。
そんな中でも、何かしらの「楽しく」を加えられてきたのは収穫でした。
ちょっと語弊はあるかもしれませんが、参加したくもないセミナーに嫌々来て見たくもない数字を延々とやらされる社員にも、少しだけでも楽しさと効果を伝えるにはどうしたらいいか。
そんなことを「くそ真面目」に考えていた時期でもあります。
ただ、それが良かったかどうかはまた別問題で。
また別な悩みが出てきますが、それはまた次回に。