MGを長く続ければ続けるほど、MGの効果というものがよくわからなくなってくるのが本音です。
いきなり何を言い出すのかというと、MGの考え方が当たり前になってしまうからなんです。
ということは、MGのような考え方が当たり前の人には、MGの効果というものはそれほどないのかもしれません。
最近は不特定多数の人にMGを提供する機会に恵まれているのですが、大きく3つのパターンに分類されるような気がしています。
・すでに知っている、もしくは勘が良すぎるグループ。
・MG楽しい! もっとやりたいグループ。
・よくわからなかったグループ。
本当に適当に分けた感じですけれどもね。

最近はMGも人を選ぶということを改めて感じます。
MGを100期続ける人は100人に1人とも言われていますよね。
100期までは続けなくても、少なくても会計と経営(もしくは人生)の繋がりをわかるくらいまではチャレンジしてもらいたいなという気持ちです。
個人的な感覚でいうと、多くの人に学びの機会を提供したいなっていう想いが根底にあります。
産労総合研究所の2018年度の調査では、日本の企業が社員に使う教育研修費は1人当たり年間34,607円です。
この金額を多いか少ないかは人によって異なるでしょうが、企業から教育の機会を与えられることは少ないと考えていいかと思っています。
日本では中学校まで、教育とは与えられるものであり、自ら新しい学びを乞うという感覚が育たないまま大人になるかもしれません。
実はわたしがその中の1人であり、若いころはまったく勉強をしていませんでした。
学ぶ人と学ばない人が出てくる。
教育とは、実はとても不平等な物なんです。

そういった今までの経験値から、MGを数回やっただけで理解していく人もいます。
先日も1dayMGをやっただけで実務に置き換えて語っていく人もいるので、今までの体験や頭の作りが根本的に自分とは違うんだろうなって感じます。
MG楽しい!グループはどんどんと繰り返しやってもらうことで、楽しさから効果へといつか結びつく人が多いですね。
楽しいという感情は最高のスパイスであり、継続的学習に繋がるモチベーションになるでしょう。
そして、よくわからなかったグループ。
個人的には一番、MGを続けて欲しいなと思っています。
教育とはそもそも何か。
今までわからなかったことが、わかるようになることが根底にあります。
そして、わかるようになったことで思考と行動が変わり、自然と周囲に変化をもたらすでしょう。
MGを100期やると、人間が変わると言われています。
周囲に変化をもたらすようになったら、周囲からどのように見られるでしょうか。
人間が変わりたいとよく聞きますが、その1歩目は思考と行動の変容です。
正しく変容するための手段の1つが、実はMGという道具なのです。