指示通りにこなしているだけでは身につかない。
そんなことを感じた2dayMGの帰り道です。
MGに興味を持つ人って、本当に色んな人がいるなって思う瞬間ですね。
昨日一昨日と主催したMGですが、いつもながらに初参加が半分くらいを占めます。
その中には興味本位で来る人もいれば、本気で学びたいと思ってくる人、誘われたから来る人と様々な動機があります。
一番面白いのは、経験者に連れてこられたという人の反応ですね。
傍から見ると観察対象のような感じです。
たいていの場合はMGのような研修を避けて通っているので、最初の警戒心はまぁまぁなレベルです。
それでも誘われてきている手前、紹介者がいるので変なこともできず。
最初はおとなしく聞いていることが多いでしょう。
体験上、その状態から本心を出してくれるかどうかは場の雰囲気次第です。
昨日のブログでは初心者に気を使い過ぎていたと書きましたが、あくまで講義内容についてです。
MGをベースにして受講生に伝える内容は、参加者全員に向かって伝えることを意識しようと思っています。
でも、研修環境については初心者にできる限り気を使っていく方が、全員の学びが大きいと思っています。
MGに限らず、新しい風というものは大切にするべきですし、新しい観点を入れてくれる存在です。
昨日はありがたいことに、場の雰囲気を柔らかくしてくれる人が多く参加してくれていました。
初参加の人が最後に自分の気持ちをオープンに話してくれたのが、とてもよかったなぁって思っています。
「ワルツなんて全然わからない」
そりゃそうです。
ワルツは単なるプログラム。
イコールの右側を出すための手段に過ぎないのです。
手段を理解しようとしても、本質にはたどり着けません。
でも、実はMGって手段にかける時間が結構長くなりがちなのかもしれないと感じています。
「期数が足りない」と言われれば、それまででしょう。
わたしも20期くらいで初めてシニアコースを受講した際にそう言われたことはありますが、どこか心に引っかかるものがあるのか、いまだにその言葉を覚えています。
だからどうしたいんだと言われても、まだ何も出てこない現状なのがもどかしいですね。
もう少し道のりをなだらかにできないかなとは、漠然と思っています。
道といえど、寿司職人になるためにまず飯炊きを3年やる時代ではなくなっています。
決算プログラムという素敵な仕組みを、万人が受け入れられるようにできたらいいなぁと、物思いにふける秋の夕暮れでした。