すみません、理解できないと先に進めないんです。
先日まで熊本でMGに参加してきました。
3卓で初参加が4名くらい?の、どこかしらインストラクター的にはホームのような雰囲気のMGだったような気がします。
ただ単にリアクションが良かっただけかもしれませんけれどもね。
でもとても素敵な学び合いが生まれていたのが、すごくいいなぁって感じます。
初めての方にはとても大変なMGですが、今回は特に個性がわかりやすかった感じがします。
初対面とはいえ、2日間も一緒の時間を過ごしていると、本音がちらほらと湧き出てくるんです。
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その中の1人が2期決算の時、冒頭の「理解できないと先に進めません」という気持ちを伝えてくれました。
マトリックスの決算プログラムを途中で書くのをやめて、じっと帳票を眺めながら頭をぐるぐると回転させていたのでしょう。
ワルツの途中でも他の項目が気になってしまって、どうにもペンが進みません。
在庫の表現をマトリックスではどうなっているかなどの質問に答えながら進めていましたが、決算が残り数人という状況になってもワルツが終わらない。
残念ながら、全体の進行に支障が出る可能性が出てきたような状況です。
こうなると申し訳ないのですが、個人を優先するわけにはいきません。
1人が終わらないと全員が先に進めないので、と理由をはっきり伝えて、残りは機械的に決算を終えてもらいました。
おそらくは不満が残ったと思います。
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その参加者は将来、起業を考えていると言っていました。
ということはこれから先、理解できないことが向こうから山のようにやってくるでしょう。
それに対して、すべてを理解してから進むというステップを踏むのならば、いつまで経っても起業をするタイミングが掴めずに終わってしまうかもしれません。
わたしが飲食店に勤務していた頃、周りには独立してお店を持ちたいという人が結構いました。
その人たちが実際に起業をしたかというと、そういう話を聞くのは稀です。
なんだかんだと行動に移せずにいる人がほとんどでした。
MGを受講したとしても、MQ会計を理解したとしても、行動を起こさなければ未来は何も変わりません。
マトリックス会計を理解したからという理由で、実際の経営がうまくいったという話は聞いたことがないんです。
理入<行入
行動から入って理解に至る。
そんなステップがあることを体験することが、その参加者にとっての最大の収穫になるのかもしれません。