MQ会計だけではなく、BSとキャッシュフローに目を向けることが大切です。
前回はほろ苦い過去を書いていたと思いますが、今回は前向きな感じになるはず、と思いながら書き始めています。
わたしがMGを始めた当時はシステム開発会社の一社員。
普通は会計なんて見たことも意識したこともないことがほとんどです。
でも少し運が良かったのか、なぜかPLとBSとCSを大量に毎月見る仕事に就くことになりました。
その数年後にはもうちょっとだけ運が良かったのか、経理業務の改善をする仕事にも就くことになり、会社の仕組みをお金の面から把握することができた感じです。
そんな仕事をしていたので、実はMX会計表を地図のように眺めると西さんから講義を受けた時は、めちゃくちゃ納得したことを覚えています。
一般的なPLとBSとCSは財務三表と呼ばれており、数字が羅列された紙が何枚にも連なっています。
それぞれの情報は非常に大切なのですが、三表の繋がりがわかりにくく、全体像を把握しづらいという欠点がありました。
この欠点は何気に致命的で、多くの経営者がわかりやすいPLの情報だけで意思決定を行う要因にもなっていると感じます。
今現在、どれだけ儲かっているかという指標で社長が判断をするので、社員ももちろん儲かるように活動を行います。
儲かることが指標ならばまだいいのですが、中には売上高を指標にする社長も実際にいました。
そうすると社員も売上高を指標にするようになり、ある卸業者は単価の安いAE〇Nに商品を卸しまくり、配送料をVに含めたらMがマイナスになっていたということも実際に起きていました。
いくらPLを穴が開くくらい眺めていても、会社にとっては悲劇が起こってしまいます。
なぜかというと、PLには生きたお金に関する項目(勘定科目)が1つもない。
なので、見るべきところは他にあるという感じですね。
MGをやるとMQ会計表に目が行きがちで、社員と共有する道具・共通言語にするために活用を広めることが多いと思います。
その活動と並行して、社長は社長で新たな学びをMGから得る必要を感じています。
すべてはMX会計表に集約されているので、すごいなんて言葉で表すのも難ですが、本当にすごい発明だと思っています。