自己認識を高めることによって、自分の周りに変化が訪れます。
昨日の夜はストレングスファインダーのチームセッション。
ひっそりと沖縄に滞在中なので、Zoomでの開催となりました。
基本的にはリアルな場での対面研修が好きですが、選択肢の1つとしてZoomがあると要望に応えることができる感じです。
積極的にZoom研修を推し進めたりはしませんが、時代が求めるものには対応したいですね。
チームセッションの最大の目的はチームを十分に機能させることですが、まずは今までのコミュニケーションの在り方を問い直す必要があります。
チーム内の当事者たちでは気が付かない、些細な仕草を汲み取って、少しずつ本心を引き出していくのがファシリテーターの役割です。

組織は長くなればなるほど、硬直が生まれてきます。
それはほんの少しずつ、本人たちが気が付かないくらいの小さな変化の積み重ね。
長い時間をかけて地層が出来上がるように、だんだんと時が経つにつれて在り方から変わっていってしまいます。
そして気が付けば、本音は自分の中にあるはずだけれども、もやもやしたまま敢えて言わないことが当たり前になっている。
今までの関係性を壊したくないとか、場の雰囲気に流されて考えをまとめていたら発言する機会を失ったとか。
1つの例として、そんな状態になっている可能性があるんです。
それを解きほぐすには適度なファシリテートが必要になってきますが、わたしの対人感情の汲み取りスキルはたいへん残念な具合。
残念な弱点はあえて使おうとせず、ストレングスファインダーという道具を使って、微妙な人の仕草を解明するようにしています。

今回明確に表れたのは、【未来志向】×【自己確信】のダイナミクス。
わたしも【自己確信】持ちなのでよくわかるつもりですが、基本的に【自己確信】は自分で決めたことは必ずやり抜こうとします。
その反面、他の人に決められたことに魅力を感じづらいのも事実です。
その決定がどんなに正しくても、です。
もちろん決定に従って実行はしますが、明らかに熱の出力が違う場合が多いです。
そんな些細なコミュニケーションのズレですが、些細なだけに容認をして受け入れ続けていることがとても多いです。
それを放っておくと、積もりに積もって蓄積された小さなズレが、いつの間にか違う形へと変わるくらい大きなズレになってしまいます。
理想のチーム状態のはずが、自分の本音もなかなか言えないチーム状態になっていることもあります。
なぜ自分が熱量が出ない感情になっているのか。
それを知ることで、チームの在り方を修正するきっかけになります。
ストレングスファインダーは自己認識を高め、自分を好きになってもらう素敵なツールだと再確認した夜でした。