一朝一夕では完成しない施策こそ、継続的に行うことが大切です。
のほほんと書き進めていたこのシリーズも20回になったんですね。
2011年1月11-12日の東京MGが初MGだったので、今日でぴったり10年となりました。
10年って周期はトレンドの世代が変わる期間とよく言われます。
ちょっと前に流行っていたと思っていたら、10年経ったら再ブレイクしたり。
タピオカも実はそのサイクルを繰り返していますし、ファッションも懐古的に昔流行ったオールドファッションが定期的に見直されたり。
今のコロナ禍では郊外マイホームブームが見直されつつありますし、チャンスとあらばマーケティング資源の再利用みたいな感じでブームが繰り返されています。

MGも同じような道をたどっているらしく、今までに何回かブームが到来していたそうです。
感覚的に今は第〇次のMGブームなような気はしますが、昔のブームがどのような盛り上がりだったのか体験がないので、ただのわたしの肌感覚のイメージですね。
全国各地でMGインストラクターが地域でMGを行っているのを肌で感じるので、MGで日本の企業が良くなることを願っているシーガル達の行動にわたしもすごく刺激されます。
その流れもこのコロナ禍で少し落ち着いた雰囲気になっているような気がします。
MGのブームは社会情勢と密接に関係していると考えていて、景気が悪くなってくると企業の売上が下がり、利益を出しづらくなります。
そうなると何が行われるかというと、景気が悪いので顧客もお金を使わなくなるために、売上を上げるのはちょっと難しい。
仕方がないので、固定費のほうを見直して無駄な経費を削って利益を確保しようという施策を打ち出す企業は多いでしょう。
経費の中で真っ先に削減されやすいのはMGのような教育研修費であり、広告宣伝費や研究開発費も対象になり得ます。
MGでいうとF4戦略費というカテゴリーで、なるべくチップを買わずに利益を出そうという方向になります。

F4戦略費は広告宣伝費・研究開発費・教育研修費のことを指し、未来のMQを生むために使われます。
一言で未来のMQと表現していますが、未来を1年後と捉える人もいますし、10年後20年後と捉える人もいるでしょう。
会社は未来永劫にわたって継続させるべきものとして考えるべきもの。
サービスを提供している企業には末長く価値提供をし、社員の雇用を守ってその家族と社会に貢献をする。
その為の未来を作る為には、今MQを稼いでいる人・商品・顧客だけではなく、新しくMQを稼ぐ人・商品・顧客が必要です。
人は必ず世代交代をし、今MQを稼いでいる社員もゆくゆくは部下が稼ぐMQで食べさせてもらうことになります。
商品も必ず世代交代をし、今MQを稼いでいる商品もゆくゆくは売れなくなり、新しい商品が必要になります。
顧客も必ず世代交代をし、今MQを稼がせてもらっている顧客もゆくゆくは自社を必要としなくなるかもしれず、新しい顧客が必要になります。
新しい人・商品・顧客を育てるのは一朝一夕ではできないので、継続した投資が必要になるのは間違いありません。
苦しい時こそ継続したいところですが、苦しいのは紛れもない事実なのでお金をかけられなくても、未来のMQに向かう気持ちと工夫を忘れないことが大切になります。