手が止まりそうになったら、その手を上げてみると世界が変わるかもしれません。
ご縁があってちょこちょこ通っているスキンダイビング講習。
本来は数回行ったら、後はひたすら海で遊ぼうと思っていたのだけれども、本当にご縁って面白いものです。
今回は緊急事態宣言もあり、急遽予定していた場所が休業となったので、場所も講師も変わっての講習でした。
新しい講師は主に上級コースと海でのツアーを担当しているそうで、教え方もめっちゃ上手いし、動きも美しい。
やっぱり人によって違いが出るよねーとMGでも実感するところです。
そんなことをぼんやりと考えていたら、今までの講師が教えていた内容を実践したら修正をされるということが度々あるんですよね。
内心は「おおっと〜」と思いますが、よくある事ということで素直に聞き入れるのが吉。
危なく「前回こう教えられましたよ」と言ってしまう所でしたが、わたしの【調和性】がギリギリで発動したようです。

どちらの講師も悪気は全くなく、心から受講生の力になりたいと思っています。
それは普段の言動やふるまいから間違いないのがわかるので、逆にこの問題は根深いなぁって感じています。
ただのスキルの問題ならば解決は早いです。
指導要綱やポイントなどをまとめたマニュアル的なものを作り、講師に共有をすることで一定のレベルを保てるようになるでしょう。
複数の講師がいる場合は全員で読み合わせを行って、各人が気になる点をディスカッションして変更をしてもらうことで、どんどんと有用なマニュアルへとブラッシュアップされていきます。
そういったマニュアルは会社の財産となっていき、ベテランの知識と経験を新人へと伝える道具となります。
新人研修に使えるのはもちろん、内定後にアルバイトをしてもらって活用するのが一番効果が高いかもしれないですね。

反対に自身の良かれが発動している場合は、意識のすり合わせが必要になってくるかもしれません。
「この方がいいだろう」という個人の思い込みが、価値提供の質を下げることに繋がる時があります。
わたしもMGのインストラクターで経験はありますが、初心者の参加者が多かった場合は応用的なお話はしないようにしていました。
そうしないと初心者が意味不明で終わってしまうと考えていたのですが、最近はアレコレ考えずに常に全力で受講生と向き合うことにしています。
受講生に合わせた話を模索することはありますが、ブレーキをかけることはしなくなったという感じですね。
そう思えるようになったのは受講生の反応で察したのはもちろんですが、わたしが各地のMGインストラクターが開催するMGに参加した際、講義内容の工夫が素敵な方ばかりだったということです。
そして、改めてわたし自身を振り返ってみるとMGを伝えようとしていたんだなぁって、今では思います。
表題の言葉はMGの開発者が毎回口にする言葉ですね。
本来の使い方とは少しだけ違いますが、自分の進んでいる道を正してくれるのがプロの技。
しかも早く、正確にです。
プロを見かけたら、素直に助言を乞えるかどうかはとても大切です。