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動機は自分の中に

動機は自分の中に

空気感の中から感じ取って、1人1人のパワーを引き出していくことが大切です。

2日連続で経営計画作成のお手伝いをしています。

前回は経営者とマンツーマンでしたが、今回は数名の幹部と一緒に会社の数字と向き合います

この企業は毎回初めて参加する幹部がいるので、少し経費の中身についても丁寧な解説を踏まえつつ、経費と利益について実感してもらっています。

わたしも会社員時代の時は、経費といわれてもざっくりな感覚しかなかったように思います。

そもそも自由に会社のお金を使う立場にはないので、交通費など必要最低限の経費しか使っていません。

なので、多くの従業員は頭ではわかっていますが、実感としては経費というものをわかっていないとみていいでしょう。

というわけで、最初に損益計算書をMQ会計表にしてさっくりと解説することが増えました。

その後に各経費項目を企業ごとの現場に合わせて伝えるのですが、それでもわかったようなわからないような感覚です。

一般的な社員がピンと来るのは、社員給料と赤字はダメだということくらいでしょうか。

わたしの話を聞いていて一番テンションが上がっていた場面が、用意してあるお菓子や昼食で食べたお弁当が会議費だとわかったことがツボったみたいです。

でも、そうやって1つ1つ知っていくステップを踏んていくのが正しい道のりです。

ショートカットは存在しないので、リアルな現場での地道な勉強会を積み重ねることが大切ですね。

そんな状態でも、一日の終盤には経営目標の数字が完成します。

ここまではいつもながらの流れなのですが、ふと柄にもなく直感が働きます。

参加している幹部全員からやらされ感&意味不明感が満載の空気を感じ取りました。

このまま終わったら、ただ目標数字を作っただけで実行されずに終わるっぽい空気感です。

偶然にも最近、エンパワーメントTOC最終講を受講したばかりなので、この目標数字を幹部達の望みと結びつけることにしました。

時間もなかったので、簡単に会社や自分のあるべき姿を書き出してもらってからの行動施策を作ることに。

短い時間でしたが、数字を作っている時の姿とは別人のような和気あいあい感がやっと出てきた感じです。

そんなステップを踏んで、目標数字を作成後に実現させるための施策が出揃ったのがよかったですね。

言われたことをやらなければならないのでは気も乗らないですが、自分の望みを叶えられるのならば話は別。

この企業も次にお伺いする時がとても楽しみになりました。

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