組織全員が共通の認識を持つことで、自分の立ち位置を知って行動することができます。
最近噂のclubhouseは気になりますが、まだiOS版のみのリリースのようですね。
わたしはandroidユーザーなので時流には乗れませんが、そんな時は慌てず騒がず、android版のリリースを待つのみです。
基本的にandroid端末でも不自由は感じないのですが、いくつかピンポイントでiOSの便利機能が使えればなぁと感じる時はあります。
例えばその場にいるiOSユーザー同士で簡単にファイル共有ができたり、飛行機の発着スケジュールが簡単に確認できるappであったり。
それでもiPhoneを所持しなくなってからしばらく経ちますが、まぁあまり不自由を感じずに過ごしているのはいいのか悪いのか。
人間って少しくらい不自由を感じても、すぐに慣れてしまう生き物だったりするので、実は組織に非効率が蔓延している要因にもなっている場合があります。
そして、非効率の状態から脱却しようとすると嫌がることもあるという、とても面白い現象が起こったりするのも風物詩といったところですよね。
そんな時は少し強制的な施策で刺激を与えた後、一ヶ月くらい様子を見るくらいがちょうどいい場合が多いです。
様子を見て大丈夫かといえば、根拠はないですけれども大丈夫です。
逆にあれこれ世話をすると、ネガティブな意見を聞く羽目になるのでソーシャルディスタンスを取ることをオススメします。
のらりくらりと一ヶ月も経つと文句もなくなってきて、もうどうでもよくなっていることが多いです。
そして改めて以前のやり方に戻すかと聞いてみるといいですね。
実施した施策が正しければ、たいていの人は「嫌です」と言うに違いありません。
組織の効率化はそんなことの繰り返しだったりするので、のらりくらりが実は効果的だったりします。
とはいうものの、指示した内容の実施チェックはしないといけません。
チェックという業務はとてもパワーのいることで、たとえば効率化の指示を受けた実施者はあの手この手で抜け道を探そうとする場合があります。
よくありますよね、指示したことを実施していなくて、できない理由を色々と並べる準備はしっかりとしているって場面。
冒頭の話で言えば、わたしはさくっとiPhoneを買えば解決することなのですが、買わない理由を並べて正当化しているみたいな感じです。
それがOKなのはわたしが意思決定者であるということで、買わないことのリスクをすべて自分で負うからと思っています。
組織では実施する社員が負うリスクはさほど大きくないので、意思決定を軽くみてしまうことがあるかもしれません。
言葉を飾るとそんな表現ですが、わたしの感覚で言うとやらなくても気付かれないだろうからやりたくありません、わたしの経験上では(笑)。
なので実施チェックは必要なのですが、チェックする側もやったかどうかは判断できないといけないですよね。
その指標となるのが共通に使用するデータであり、共通言語であるんです。
ある生鮮食品のメーカーさんは営業所ごとに異なる販売指標を使っており、営業所によって販売単価や粗利益率が大きく変わっていることが起きていました。
数字をチェックする側も営業所ごとの数字の推移で判断するしかなく、どうしても個別対応になりがちです。
これでは局地的な意思決定になる可能性があり、販売エリアを俯瞰した全社的な指標が必要になりました。
これを実現することによって、各営業所で行われている施策の効果が見えやすくなると同時に、横展開をしやすくなりますね。
各々が持っているブラックボックスを徐々に開けていくことがとても大切です。