作業としては簡単なことですが、未来の日付を入れるということは未来を作ることに繋がります。
月が替わると新規一転っていう気分になるのが不思議ですよね。
さぁ、今月も始まったなーと感じるのが1日という特別な日ですが、カレンダーも新しい月に変わったりします。
びっしりとスケジュールが書き込まれている忙しそうな人もいれば、スッカスカで暇そうな人もいるかもしれません。
去年のわたしはその差がとても激しい一年を過ごしましたが、最近は定期的にお話を頂けるようになったので、新しいカレンダーにもポツポツと仕事マークがつくようになっています。
そんな中でも決まってカレンダーに入っているのが、毎月の定期処理を行う予定です。
一般的にはタスクと呼ばれるものかもしれないですね。
タスクという言葉を聞くと拒否反応を起こす人もいるかもしれませんし、わたし自身があまり好きな言葉ではありません。
わたし的にタスクと聞くとどうもやらされ感を感じることは事実ですが、どんな言葉でも決められた日程に決められた通りに行うことで、業務がスムーズに流れていくのを実感すると思います。
TOC的に言うと、流れを止めないように次へ流すイメージです。
ということで、今回は数字のお話ではなくて、スケジュールのお話です。
数字は大好きですし、作るのも楽しいのですが、実際に活動を行う必要があるのは当たり前なお話です。
その活動を抜けなく、効率的にこなすためにはあらかじめやるべきことを行うための時間を確保する必要があります。
それが日程管理であり、かっこいい言葉を使うと未来の日付を入れると言います。
MGをやると目立つのが各種分析手法なのですが、もう1つの側面としては未来を作り上げるという想いがあると思っています。
逆算の経営計画で未来の数字は作りますが、ではそれを達成するために行うことも未来のカレンダーに入れる。
数字だけでは絵に描いた餅になってしまうかもしれませんが、カレンダーに実行日程まで入ると実際に餅をつかなければならないし、もち米も探しに行かなければなりません。
グッと現実に近づいてくるような感覚ですね。
今まで他人事だった人たちも、カレンダーに書き込まれることによって自分事に置き換わったりするのが面白いところです。
未来に日程を入れるということは、具体的にどういうことかというと、早い話が昨年にやったことをあらかじめ今年も入れておこうということです。
ほぼ確定していることと言えば、たとえば月一回の会議だったり、振込処理の準備だったり、部下との面談だったり、会社主催の飲み会だったり。
たいていの場合は毎年同じように行うわけです。
その日が近づいてきたら、担当者が慌てて各方面と調整を行って日程を決め、やることを周知して準備を進める。
この調整の時間がとても無駄で、非常にもったいない時間を使っていることがあります。
そんな時はやり方を変えて、未来の日付を入れてしまいましょう。
日程さえ決まっていれば、それに合わせて仕事を進めるだけで業務の流れは早くなります。
日程が決まっていないだけでも流れは止まります。
社内の風に敏感になって、物事が滞留していないかを感じ取ることはとても大切です。