まずやる、あとで直すを実施できる要素はズバリ、素直さです。
学びは距離に比例すると言われているのがMGの特徴でもあります。
研修などに参加する場合って、結構無意識に近場を選ぶ傾向があると思うんです。
ここなら電車や車で1時間くらいだからいけるかな、とかですね。
そんな決まりがあるわけではないのですが、わざわざ新幹線や飛行機に乗ってセミナーに出るという人をあまり聞いたことがないのではないでしょうか。
流氷MGは網走で行われますが、札幌なども含めて飛行機で参加している人はおそらく12人。
わたしは千葉からですが、他にも東京、三重、神戸、熊本からだったり、なぜかインドネシア在住の人が参加していたりとバラエティ過ぎな面々。
東京から参加しているうちの2人は初めてのMGが北海道の地という状況で、東京なら近場で受ければいいのにと思わず口に出るのを喉元で抑えながら、その行動力には心から脱帽です。

遠く離れた地でのMGなので、何人かMGを一緒にやったことのある人はいますが、ほとんどの参加者とは初対面。
わたしの資質的には快適な状況とは言い難いのは事実ですが、こういった日常と離れた場のほうが多くの学びを得られるところが面白いところです。
その中で神戸から参加していたある社員さんとは前夜祭の0.5期から一緒でしたが、知り合いが1人もいなくて不安しかなかったそうです。
北海道に向かう飛行機の中でも後悔しかなくて、なんで社長に参加したいって言っちゃったんだろうと反芻していたくらい思い詰めていたと。
でも、1日目が終わった3.5期終了後では、興奮気味に「こんなに楽しいとは思ってなかった!」と、本当に嬉しそうな笑顔が素敵過ぎる感じでした。
たった一日の時間を共有しただけでここまで心持ちが変わるのは、1つは流氷MGという心暖まる環境が成せる賜物であり、1つは社員さんの素直さなのでしょう。
素直、というのは限りない可能性を生み出すと思っています。

神戸の社員さんは、「会社のみんなにも網走のMGを受けて欲しい!」と言っていました。
その会社は自社でMG研修に取り組んでいるので、MGを受けたいと思ったら自分の事務所で可能なんですよね。
それでも神戸からわざわざ遠い北海道の網走にまで行ってMGを受ける。
実際に素敵な体験をした人の言葉を素直に受け入れて、北海道で新しい体験をすることができた人はさらに多くの見聞と繋がりを広めていくでしょう。
MGは自社でもできるので、わざわざ北海道にまで行かなくてもと受け入れられずに今の環境に留まっていたら、日常の繰り返しを続けることになるかもしれません。
わたしもセミナーを主催していて、たまに感じることがあります。
セミナーに参加をするということは、何かしらを学びに来ているということだと思っていました。
そんな受講生の中には、極少数ですがああ言えばこう言う的な方も見受けられます。
ルールがどうのこうの、税制ではどうのこうの、入札が現実的じゃないうんぬん。
自分の経験を基準にして、ここがおかしいと重箱の隅をつつく。
物事の本質を理解しないままに、自分基準で正しい正しくないを判断しているようなものだったりします。
こういった場合は大抵のことが上手くいっていません。
それはそうですよね、自分の体験ということだけに捉われていては、あまりにも小さすぎる世界に生きています。
上手くいっていないので学びを得ようとセミナーに参加するけれども、そこでも上手くいっていないやり方に捉われて固執をしてしまう。
もし素直さがあれば、自分の世界は果てしなく広がっていくことでしょう。
明るく、元気に、素直。
明元素という言葉は、人生を歩む上でとても大切な考え方です。