才能の裏返しを別の才能で補うことを意識すれば、両面こんがりと焼きあげることができます。
最近はありがたいことに色々と好き勝手にやらせて頂いている場面が増えてきました。
言葉では好き勝手とはいうものの、クライアントの意図を汲み取った上での好き勝手ではあります。
クライアントの要望や未来展望があり、現在進行形で動いている組織の現状があり、その過程においての成り立ちがある。
それらの情報を統合して整理して、新たな情報を引き出しながらクライアントの要望を好き勝手にイメージをしていく。
それは全然好き勝手じゃないと感じる人もいるかもしれませんが、わたし的な好き勝手の枠組みはそんな感じなんです。
今あるリソースのなかで組み合わせを変えて、好き勝手にうまく動くようにしていったり、効率よくしていくような。
足りないパーツがあったら買ってもらい、1つの構築物が出来上がるとまぁ、なんとも言えない感慨深さが出てきます。
そんなこんなで苦労して作り上げたとしても、そこで終わりとは思えないのが【最上志向】の心意気。
好き勝手にやりたいと感じるのもそれが一番の近道であると考える所以であり、物事に完成はないと考え続ける所以でもあります。
物事に完成はないと考えてしまうので、より良くするために実行していることや決めた方針も変わり続けてしまうことがあるんですよね。
そこが少し自分でも心配でもあり、他の人からどう見られるのかなと、後々気になったりする時があるのが面白い傾向です。
最近2週間に1回Zoomコーチングをしている取締役がいるのですが、資質トップ5のうち3つがわたしと同じ資質です。
似ているだろうからとコーチを行うようになりましたが、大きく異なるのが相手には【公平性】と【回復志向】がトップ5にあるという点、そして【規律性】が上位資質だという点です。
わたしの1番目の資質である【最上志向】とはかなり異なる才能の持ち主なので、似て非なるものという表現がしっくりくるかもしれません。
言葉を選ばずに表現をすると、下手したらバチバチとやり合う関係になってもおかしくないということですね。
お互いに気になるポイントが異なるので、良かれと思ってバチバチ関係になる場合があります。
でも、今回のコンビはお互いに【調和性】持ちなので、ごくごく平和にZoomの時間が流れます。
会話がめちゃくちゃ盛り上がることはありませんが、有意義に効率よく物事が進むようなイメージですね。
【調和性】は文字のイメージとは異なり、ものすごくめんどくさがりで合理的な思考をします。
組織を運営していく上では似たような感覚を持っていましたが、実際に得意だからと【調和性】を軸に組織をまとめようとすると不都合が起きたりします。
可能性が高いのは、合理性を好むが故のコミュニケーション不足を起こしたりですね。
資質は単独で考えるのではなくて、2つ以上を組み合わせてのダイナミクスで考えると効果的です。
ここでコミュニケーションにおいて頼りになるのが【公平性】×【規律性】の組み合わせ。
全員と同じように一定のコミュニケーションを取る仕組みを構築してくれると期待して、取締役ではありますけれども直属のパートのお姉さんたちとも一日一回コミュニケーションを取ってくださいね、とチャレンジポイントを提示してみました。
この提示内容は相手の資質を見て決めていて、例えばわたしみたいな【最上志向】×【目標志向】だと、効果のありそうな人としかコミュニケーションを取らなかったりする可能性が高いです。
半分コーチングの域をはみ出てはいますが、わたし的には相手に合わせて少しだけ背中を押してあげたいと思っています。
同じような資質だからわかる部分なのかもしれません。
同じように悩んでいる人がいたら、少しだけでも力になって行きたいなって、柄にもなく思っている夜でした。