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飽きないんですか?

飽きないんですか?

同じことを繰り返すだけでは飽きるのは当然ですが、道を究めるための繰り返しには終わりはありません。

最近はなんだかんだと言いながら、毎月MGに数回関わるという日々を過ごしています。

講義の中では必ず期数の話になるのですが、受講生にツッコまれるのは「飽きないんですか?」という疑問。

MGは期数が大事という観点を伝えますので、インストラクターとして有言実行する立場もありますが、個人的に効果があると感じているのでゲームには飽きるけれども参加し続けています

MGの理論「だけ」なら数回もやれば考え方は身につきますが、それで人生を豊かにできるかといえば、確率的にとても低いでしょう。

物事の本質はとてもシンプルでありますが、実行して成果を出していこうとするこの世の中はとても複雑に見えます。

その複雑さから如何にしてシンプルに物事を進められるかは、現場で実践した人間にしかわかりません

それを共有する場がMGであり、ゲームを通じて共通言語の中でかわす言葉がとても深いのが面白いところです。

その積み重ねてきた期数も、やっと360期になりました。

ここまでやればゲーム中に何が起きても焦らないかというとそうでもなく、今でもリスクカードを多く引いて思うように動けない時は、特性的にモヤッとはします。

さらには飄々とプレイしますので、周りからは全然余裕に見られることもありますが、今でも2日間終わった後は魂が抜けるくらいに疲れて、翌日は何もする気が起きません

そういう意味では、おそらくMGを学び始めた最初の1年はすごく元気だったかもしれないなぁって、今となって振り返っています。

新しいことを学ぶことには【学習欲】で抵抗はありませんし、それが自分の得意分野と合致した時は自然とエネルギーが湧いてくるような感覚、ありますよね。

わたしにとってMGってそんな出会いであり、距離感であり、表現方法であるような感じです。

では、なぜ疲労感を感じるのかというと、自分の苦手な分野も頑張るからだと思っています。

MGはリアルな経営の縮図であり、社会の縮図であり、人間の在り方の縮図です。

そんな社会のヴァーチャル空間を社長として1人で切り抜けていかなければならないので、やれることとかやってみたいことがたくさんある反面、やらないといけないこともたくさんあるわけです。

そのたくさんのことが、全部が全部得意だという人は1人もいません。

苦手だという分野でよく見かけるのは、決算が複雑で嫌、急かされるのが嫌、わからないまま行動するのが嫌、飲み会が嫌、知り合いがいないのが嫌、入札が嫌。

苦手で嫌だけれども、MGは1人社長なので嫌なこともすべて自分で行わなければなりません

だから毎回大変な思いをしますし、いくら回数を重ねて慣れていたとしても、苦手なことも数多く行うので大変なのは変わりません。

こんなことを懇親会で話したりすると、「お金を払って大変な思いをしに行くのがわからない」と言われる時もあれば、「Mなの?」って思われているような眼差しに遭遇する時もあります。

基本Mですが(笑)、MGって1つにはTotal的な人間を育てるツール。

Totalとは総合的という意味だと思っていて、幅広いスキルをある程度のレベルまで押し上げてくれる効果があると感じているので、何度も何度も参加しているというイメージです。

チームプレーの競技を見ても、全てがある程度のレベルに至っていないとチームの足を引っ張ることになってしまうのは明白です。

プロ野球でも守備は抜群に上手いけれども打率が2割以下だと、守備固めには使われるでしょうけれどもレギュラーでは使ってもらえません。

社会人も云わばプロ。

そんな感覚で仕事に取り組むと、成長する道筋が見えてきたりするのが面白いところです。

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