企業でも人間でも弱いところやできていないところに目が行きがちですが、入りを増やすことが第一命題のことは意外に多いです。
先日はTOC理論を小説にした「ザ・ゴール」が映画アニメになったらしいので、プレミア試写会に参加してきました。
zoomでお気楽に参加できるって、やっぱり便利な時代になりましたね。
人気の試写会だったらしくて、当初予定していた人数はあっという間にいっぱいになり、追加で3000人まで募集して満席になったそうです。
それだけ注目されている題材なのでしょうし、愛好家というかTOCを道具や共通言語として活用している人が多いということでしょう。
そんな試写会のプレゼンターをしていたのは、ゴールドラットジャパンのCEOである岸良さん。
ゴールドラット博士の側近ということなので、とてもシンプルにわかりやすく解説してくれていたのが印象的でした。
「研修はとにかくつまらなくて眠くなるから、楽しく面白く学べるようにしたい」
TOC版の正法といったところなのでしょうか。
そんな岸良さんの言葉ですが、一番印象に残ったのはこれだったりします。
「ボトルネックよりもスループット」
それはそうだよねと思いつつ、TOCを学び始めると陥る落とし穴があると感じています。
「ザ・ゴール」の作中でもボトルネックという言葉があまりにも多く使われますし、問題解決の多くはボトルネックの解消で行われているように受け取られるかもしれません。
でも、企業の成長の糧になるのはスループットであり、利益の源泉と言えるMQなのは言うまでもありません。
MGでいうとそうですね、講義を聞いてハイPが絶対的に正しいと受け止めてしまって、顧客やライバルを無視して高く売ろうとしてQが稼げず、結果としてMQを落としてしまう時期ってありませんでしたか?
「PよりもMQ」
そんな感じかもしれません。
わたしがMGで知り合った赤字の経営者の一人が、まずは社内の数字をMQ会計的にして明確にすることに時間を使っていたところがありました。
わたし的なアプローチはちょっと違っていて、PとVに違和感がなければまずはセールス強化です。
中小企業が赤字なのは、大半は販売不振によるもの。
今のお客様を見直し、サービスを見直し、コンセプトを見直す。
同業を調査し、代替品を検証し、インサイトを探る。
限りある時間は成果の出る箇所に集中したいので、優先順位が高いのはまずセールス。
ただ、十分にセールス(売上)がないのに社内には問題が多い場合はあります。
その場合は社員教育に時間を割かなければなりませんね。
十分にセールスがあるのに儲からないのは、ビジネスモデル自体を見直さないといけないかもしれません。
そんな感じで貴重なリソースを集中させる場所は、まずはスループットがオススメです。
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