悩みとは一生のお友達と言われますが、悩みの特効薬はありませんので、愚直にひたむきに行動し続けることがとても大切です。
いくつかの関与先さんと関わり合いながら、ふと思う時があります。
当たり前のことかもしれませんが、どこの社長もとても真剣であり、時には迷いながらも理想を追い求めています。
もちろん社長ごとに表現の仕方も違えば、関わり合い方も変わってきますし、目指す理想も全く方向性が異なります。
ある社長さんなんかは夢と思っていた100億が見えてきて、達成することが楽しみな反面、次は200億を目指すのかと頭をよぎるとちょっと悩んでいたり。
ある社長さんは既存の事業の柱が突然消失する事態に陥りましたが、第二の柱を作っていたので思いがけず事業転換が進んで張り切っていたり。
ある社長さんは事業売却も視野に入れながら、コロナ禍でダメージを受けている事業の再生に知恵を絞っていたり。
思い付きでは口に出ないような事で関わってくれるので、わたしも飄々としながらも真剣に受け応えをするような感じです。
社長は気楽だと社員に言われながらも、なんだかんだと人生を捧げているのが社長であり、一番会社に時間を使ってきた1人であることは間違いありません。
その結果、今はお気楽に過ごしている社長もいると言えばいますが、それは過去の貢献の報酬として受け取っていると考えていいような気がします。
例えば新規で販売の事業を興した社長さんがいましたが、最初は1戸1戸チャイムを押して、カタログで商品を説明をすることからスタートしていたそうです。
毎日毎日ノーアポで家を周り、マンションを巡り、それでやっと年間300個売っていた時代から、今は店舗を複数構えて年間3000個も売れるような人気店に。
今の従業員からしたら、お客様は向こうから勝手にやってくるものであり、自分からモノを売りに行くなんて思いもよらない業務内容になっているでしょう。
その会社の懇親会に同席させて頂いた際、過去の営業の話を笑い話として従業員に話している社長はとても親しみやすく、過去の栄光を振りかざすこともなく今の時代に合う新しい営業の仕組みを試行錯誤していたりします。
そんなこんなで自ら事業を興していった社長さん達。
一見うまくいっているように見える社長さんでも、あれこれと悩みは尽きないもの。
わたしから見たら「そこ!?」ということまで気にかける社長さんもいて、どんな人でも悩みとは一生のお友達、ということを感じます。
先ほどの店舗展開をした社長さんは今まで自分で経営計画を作ってきていましたが、店舗数も増えてきたので店長さん自ら経営計画を立ててもらうようにシフトをしています。
まぁまぁの人数がいますし、店長たちはMGをしている訳ではないのでわたしがサポートに入っていますが、その場は真剣な教育の場。
社長の想いと店長1人1人の想いを話し合い、共有する場であり、共に未来を作る為の時間を共有しているのが素敵なんですよね。
そこでの社長の悩みは店舗の数字を店長と共有するにあたって、「1店舗で億の利益を出していることを店長はどう思っているんだろう」なんだそうです。
利益を出しても悩みがあり、赤字でも悩みがあり、創業時にも悩みがあり、事業を引き継いでも悩みがある。
悩みがあるというのは生きている証拠ですので、うまく付き合いながら楽しめるのが一番ですね。
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