社員の心情を無視した経営を続けることはできませんので、経営者はしっかりと社員の情報を掴み、繋がりを感じてもらうことがとても大切です。
退職ってすごくエネルギーを使う行為なんですよね。
わたしも何度か退職を経験しているので、恥ずかしながら。。。と一瞬頭をよぎりましたが、職を変えることは恥ずかしいことでもなんでもないなぁとブログを書きながら思い直してみたりして。
わたしが大学を卒業して就職する時代は終身雇用が当たり前で、一度働き始めたら定年まで勤めあげるのが一般的な感覚だった気がします。
実際には派遣などの新しい働き方が現れたりと大きな変化が起きてきましたが、雇用する側の世代の感覚としてはまだまだ終身雇用が正義。
ただわたしが最初に就職した業界は飲食業だったので、良く言えば自由に職場を選ぶ世界線、悪く言えば出入りが激しくて退職の多い世界線でしょう。
そんな例に漏れず、わたしもだいたい3年おきに転職したり、転職を考えたりと、ある意味レールから外れずに飲食業界を生きてきた感じです。
よく言われる言葉として「入社は条件、退社は人間関係」があります。
入社を志望して会社説明会や面接などに赴く際は、その会社の仕事内容や風土、環境、経営理念など、自分が働きたいと思えるのかどうかをめちゃくちゃ観察します。
最近の傾向では給料の額よりも休日日数や業務時間など、仕事内容と同時に自分の時間を確保できるのかどうかも重要な条件となっていることが多いです。
割合の多い志望者の傾向というだけで、これに当てはまらない人も多くいるのですが、ここではその話は置いておいて。
そんな入社時の理想を抱いて会社に入りますが、多くの場合は3ヶ月も経てば実際の会社運営を体験しますし、自分が思い描いていた会社像や働き方とのギャップを感じることもあります。
これは会社側が正確な情報を提示していないとか、志望者が実現できない夢を見ているとか、そういう話ではありません。
何事も実際に体験してみないとわからないことは多いですし、自分の予測通りに物事が進行するなんてあり得ませんから、日常茶飯事の出来事だということです。
ただこれが雇用主と雇用者との間に契約が取り交わされて、給与という名目の金銭も発生しているし、労働基準法という法律で定められていたりするので、あとあと何かとめんどくさいことになるよね、って感じかもしれません。
そんな入社前と入社後のギャップが、就職後の第一関門となり得るでしょう。
特に新卒は社会人経験もありませんので、学生と社会人とのギャップにも出くわすかもしれません。
こんな書き方をするのもアレなのですが、会社のすべてを知ったとして、心から相性ばっちりで入社する人はそれほど多くはないんじゃないかなと思っています。
長年勤めあげている人でも、どこかしらボタンを掛け違えたまま働いているのかもしれませんし、ちょっとした違和感を心の奥底にしまっているのかもしれません。
そんなギャップを放っておいてしまって、時間が経つにつれて蓄積してしまうとさぁ大変。
溜めに溜め込んだマグマの如く、噴火すると大変なことになるのは火を見るよりも明らかです。
早めに鎮火しておけば長年勤めてくれて、会社に貢献してくれたかもしれない人材は大切にしたいですよね。
それには早め早めにギャップを解消するために手を打つことです。
時には内定者の時から、時には入社1ヶ月経った時に、時には同じ苦労を体験したちょっと上の先輩と一緒に。
そんなことも含めて、社員の心情を考慮した会社運営がとても大切です。
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