教育をする際は人格を否定せずに事を改めることが必要であり、それには正確で納得のいく共通のデータが必要です。
決算時期ともなると決算業務や経理業務が忙しくなりますが、この時期の経営者は否が応でも数字とがっつり向き合うことになります。
経営者の中には経理業務が苦手という人をよく、ほんっと~によく聞きますが、わたしは結構好きなほうなので経理の作業が苦じゃないんですよね。
excelを使ってさくさくと仕訳データをちぎっては投げていると、少し楽しくなってくる時もあったりします。
そんな数字を始めとしたデータって、どこか論理的で無機質な感じがしますよね。
無機質で感情も読み取れないので、受け取る人によっては取っつきにくかったり、冷たく感じられるかもしれません。
そう感じるのも無理はありませんし、データ自体に感情や有機質な面があるとはわたしも言えません。
そんな見え方をしてしまうので、データや数字と聞いただけで拒絶反応を起こす人もいたりいなかったり。
人間ってわからないものや理解不能なものが近づいてきたら、純粋に警戒心だったり、単純に嫌だという感情が沸きあがるもの。
好奇心が勝れば違った反応も湧き出るのでしょうけれども、何度も頑張って理解しようとしたけどわからずじまいだと、どうしても聞く耳を持つ気になれなかったりするものです。
なので、税理士さんや経理担当者から数字による説明をされても、その場に居れど話は入ってこないということがよく起きるそうです。
起きるそうです、というのはまぁまぁあちこちからよく聞く話だから。
わたし自身は数字が好きですから、そういった状況にならないので実体験という話ではないのが申し訳ないところです。
そんな無機質でかわいげのない数字やデータですが、そこに命を吹き込めるのも人間のいいところだと思っています。
例えば、今月の受注目標に達成しなかった営業マンがいたとします。
本人の努力不足もあるでしょうし、お前が悪いんだからもっと頑張れ!と叱咤激励をするのもいいでしょう。
そんな状況でも、達成しなかった要因をデータで探ることができれば、少なくても「お前が悪い」からは脱却することができるかもしれません。
要因を探ってみたら、訪問回数が他の営業マンの半分しかなかったとか、1人のお客様に多くの時間を使ってしまっていたとか、スキル不足で調べものに時間がかかっていたとか。
それがわかっていたら、訪問回数を増やすとか、要点をまとめてお客様に提案するプレゼン練習をするとか、わからないことが出てきたら先輩にすぐ聞けとか、相手に寄り添ったアドバイスをすることができます。
目標に対するデータを集めていなければ、適切な改善項目を洗い出せずに「お前が悪い」から脱却することができません。
数字やデータは道具なので、扱う人次第で効能がプラスにもマイナスにもなるでしょう。
特に数字やデータは人のせいにしないように活用できる、とても便利な道具だったりします。
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