未来のことを話すのでも、来月のことを話すのでも、色んな数字の指標と一緒に伝えることでイメージが共通認識として圧倒的に伝わりやすくなります。
年末にもなると期末の会社もちらほらとあって、事業計画を立てたいという相談が舞い込んできたりします。
MGを導入している会社は自分たちで経営計画を立てられる力が身につくので、自分たちで納得いくまで突き詰めたりするパワーのある会社もあるでしょう。
一方、自分たちで経営計画を作りはしたけれども、どうにも違和感があるから作り直したいとか、じっくりと見直したいという相談もあったりするのが面白いなぁと感じるこの頃です。
この辺りは第三者の視点であったり、本業を知らないが故によそ者が会社を変えることがあるという不思議が発動する感じです。
一説では変革をもたらす要因は「よそ者、若者、ばか者」であると言われることもあります。
実際には100%それらの要因に頼るとうまくいかないとは思いますが、カンフル剤としての可能性は秘めているような気がしています。
そんなわたしが経営計画のサポートを始めると、まずは数字から入ります。
本来ならば経営計画を作成するにあたって数字からというのは流れ的にベストとはいえませんが、最終的な成果物を期待されているのが数字であり、わたしの得意分野だからということもあって、そんな流れにしています。
ただ数字目標だけを作れればいいかというとそういうわけではなく、広くは企業の目的から定義していくことから、狭くは具体的な施策と合わせた整合性のチェックまでを行うことになります。
それらの内容に至るまでに会社の状態を数字化しておくと、広く狭くの話になった際に、全員の話の裏付けがされやすいのでとてもやりやすいんですよね。
例えば、今回の例でいうと来年の利益計画を話し合っていた時、現実と理想の狭間で社長と店長が議論になったりします。
片や店舗のパフォーマンスを最大限に発揮させるべき計画を志向し、片や現実の環境から編み出される計画を志向する。
まぁ、あるあるな展開が繰り広げられるわけです。
それはお互いの立場から見たら、見えているものが違うので意見が食い違うわけであり、どちらもそれぞれの立場からは間違ったことは言っていないんですよね。
それでも足並みは揃えたいところなので、まずは同じ方向を向いてもらうようにかじ取りをすることが多いです。
来年の話は一旦置いておいて、視点を5年後10年後に向けてみて、どんな会社やどんなお店で在りたいかをイメージに加えて数字で明確にしてもらいます。
その姿を目指すためには、来年はどうしていくかという視点に立ってみるとあら不思議、店長さんはさっきとは言うことがガラッと変わっているのが面白い感じ。
ただ、未来の話をすることが得意な社長さんは多いので、わたしの役割は逆に近々の具体的な手段や仕組みを数字化するフォローをすることが多いと言えば多いですね。
いくらお店の未来像をワクワクしながら共有していたとしても、実際に実行されなければ空想で終わってしまいますし、実際に過去には毎年同じようなことを口にしている企業もあったとかなかったとか。
そんな感じで、単に経営計画の数字を作るというサポートなのですが、その場にいる人の得意分野によって手段も進行も変わるので、わたし的には試されごとでもありお楽しみごとでもあります。
そうそう、先日の幹部の1人の言動が面白かったんです。
研修始めは数字ばかりなので、1時間もしないうちに「まだ数字やるんですか」と根をあげていた幹部が、終わり際には「これは月一回、振り返って見直すべき」とキラキラした目で社長に話してました。
未来が数字で繋がると、人のモチベーションをあげる道具にもなるのがとても好きです。
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