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短納期

短納期

やりすぎ注意という言葉が何気に好きなのですが、人ってついついハマるとどこまでも行けちゃう気になり、焦ったりするとどこまでも行かなくちゃいけない気になりますよね。

うちの娘は晴れて小学校を卒業して、来週に中学校の入学式があったりします。

入学式にはシュッとした制服を着るわけですが、まぁ小学生の頃とはまた違った雰囲気になるのが制服ですよね。

ご時世がご時世なので、入学式には親は1人しか入れないという残念な流れは相変わらずな世の中ですが、こればかりはどうしようもないのでスルーするのが一番。

娘の制服姿はもう見たし、外見は綺麗に変わっても中身はいつも通りなんだろうなと密かに思いつつ、入学式の日はいそいそと仕事をしている予定です。

そんな新しい学校の制服にはロマンが詰まっていますが、制服の製造が間に合わなくて、入学式までに届けられないという非常に残念な事態が起こっているそうですね。

楽しみにしていた親御さんには気の毒な話ではありますが、おそらくはなるべくしてなってしまった事態であり、その予兆は何年も前から始まっていたんだろうなって予測しています

うちの娘の制服を作る際、事前に採寸があったんですよね。

わたしが学生だった頃の制服なんて大量生産の既製品が当たり前で、サイズもSとかMとかから選ぶ感じだったような気がします。

気がしますというのも、きっちりと採寸した記憶がないからというあいまいな根拠ですが、当たらずとも遠からずな感じでしょう。

昔の制服はデザイン数も多くないですし、同一の材料を使いまわしやすいでしょうから資材調達も楽、在庫も持ちやすい、受注数も確保しやすいので見込み生産もできる環境だったと思います。

それが時代が変わり、私服の学校も増えて制服の需要が減って利益が落ち、制服で差別化を図ろうとする学校も出てきてデザインが増え、1人1人採寸を実施してオーダーメイドに近い形になっているので事前に見込み生産もできない。

そして極めつけは合格発表から入学式までの日程が短いのがラスボスでしょうか。

そしてそしてコロナ禍での人手不足や原料の高騰や資材不足などが痛恨の一撃として襲ってきているような気がします。

それでも昨年までは需要に応えようと、どんなに無理してでも納品してきたのでしょう。

日本全国で一斉に入学式が行われるので受注が集中する時期であり、これを逃すと次のチャンスはない規模の書き入れ時であり、ここでもし大量失注でもすれば赤字は免れない状況もあり得ます。

無理を承知で顧客の要求を受け入れた結果、徹夜作業も行われてきたでしょうし、休日も返上して制服を作り続けていたのかもしれません。

それがついに限界に達して、今年は入学式までに納品できないという事態になったようなストーリーが思い浮かびます

ただの想像ではありますが、何点かは当てはまっていると思っていますし、昔ながらの中小零細企業の実態を表しているとも感じています。

こんなことを書くと製造側をかばっているように見えますが、最終的には期日までに納品しますと約束をしてしまった企業側の責任にはなります。

ただ、顧客の要望に応えきれない世の中になってきたのも事実でしょうし、今回の件はその兆候と言っていいと思っています。

いくら顧客への価値を提供すると謳っていても、コンビニがいつまでも24時間営業を続けられないかもしれませんし、Amazonが翌日配送を続けられるかわかりません。

何が言いたいか。

多くを望まずに身の丈にあった暮らしをすることって、何かいいなぁって改めて感じています。

 

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