過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分だけなので、粛々と自分と向き合っていくことも時には大切です。
先日は新入社員対象のMG研修インストでした。
新入社員と言うことは年齢的に22歳前後。
わたしの年齢からすると、まぁ娘息子がわんさかいるような感覚ですね。
もちろんわたしの感覚はほとんど通じないので、相手に合わせて話をしないといけませんし、さらには社会人経験がゼロなので前提条件が全く違う受講生たち。
そこが面白いと感じる人もいますし、ギャップの違いにモヤッとする人もいるかもしれません。
そんなわたしは何を話そうかなぁとあれこれ思案するタイプですが、今回は受講生個人に向けてのお話に特化しようと、会社への貢献よりも自分の成長に主軸をおいて伝えた2日間だった気がします。
まぁそれでもどこまで伝わっているかはわかりませんが、感想文を見る限りは2割程度の受講生はきちんと聞いててくれていたようです。
この感想文ってめっちゃすごいセンサーなんだと思っています。
感想文は単なるアウトプットの産物ですが、文面を見るだけでこれからの一年の成長度合いや活躍期待度がわかるのが面白いんですよね。
例えば以下の2人でどちらに期待がかかるかというと、一目瞭然だと思います。
「経営のことについて学べました」
「2日目の頭に教えていただいた利益の仕組みは自分が考えたこともなく、この機会がなければ一生知らなかっただろうなと思いました。これで社内の会話にもついていけるし、今後の人生に生かしていけるのではないかと思います。「売上が下がる」ひとつの現象をとってもいくつものパターンがあって、プラスになるパターン、マイナスになるパターンが存在するのが興味深かったです」
どちらも初参加の新入社員の講義に対する感想文ですが、2日間だけでも結構な差がついてしまっているのがわかりますね。
さらには社員として仕事がスタートして1年も経過すると、同じような経験をしているはずなのに大きなスキルの差が生まれてきてしまいます。
もちろん入社するまでの22年間でも起こっていて、入社時点でも基本スキルの差は顕著に現れます。
日本は義務教育の期間が9年間もあって、日本語はもちろん、科学や算数も含めて基礎的な学習はされていることが前提になっているかと思いきや。
いざMGをやってもらうと、それはただの幻想だということに気付くのが面白いところだったりします。
結構多いのが、「差を書く」というところ。
57と-9の差を書かせてみると、少数ですが48と書く人がまぁまぁいるんですよね。
これもただの一例で、自分の常識で物事を見ていると2日間という短い間でも「えっ? そこから??」と感じることが多く発生します。
とはいえ、それはそれで仕方のない現象であり、現実は変えられない事実として目の前にあるわけです。
そんな新入社員へ向けて、これだけは持って帰ってもらいたいなって思って、普段のMGでは話さないメッセージを伝えました。
スタート地点が違うのだから、他人ばかり見てもしょうがない。
他人とは比べずに、自分自身としっかり向き合うこと。
過去の自分を超えられているかどうかを1つの基準として欲しい。
自分でも柄にもないことを言っているなぁと思いながら、現状に流されないように生きて欲しいなぁと伝えた感じかもしれません。
まぁ、感想文には誰一人としてそのことは書いてませんでしたけれどもね(笑)。
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