世の中には便利なシステムがたくさんありますし、どれも魅力的に見えるのですが、目的を見失うとメリットが打ち消されてコストだけが残ることにもなり兼ねません。
わたしは結構ラーメンが好きなので、月に数回は気になるラーメン屋さんに食べに行ったりします。
えーと、大事なことなので2回言いますが、月に数回は気になるラーメン屋さんに食べに行ったりします。
毎日のように食べてるように思われているのですが、実はあんまり行けてないのが実情なんですよね。
めっちゃ食べに行った月でも10回は行かないと思いますので、世の中のラーメン愛好家の足元にも及びませんし、ラーメン好きを名乗るのもおこがましいような感じです。
でも好きなのは変わりないですから、全国各地を回る時にはどんなラーメンがあるかなーとか調べたりはするので、googlemapの「行ってみたい」ピンが結構刺さっていて楽しみなんですよね。
最近は大阪の無鉄砲みたいなこってりに振り切ったラーメンが辛くなってきたので、ラーメンで歳を感じるというバロメータになっているのが面白いところかもしれません。
そんなこんなで先日、ふらりとラーメン屋さんに立ち寄ったのですが、よくある券売機方式のラーメン屋さん。
券売機っていいですよね。
店員は現金を扱わなくてもいいし、機械ですからお釣りも間違えなくて現金残高も必ずピッタリに合う。
注文を取らなくてもいいし、注文の聞き間違えや注文間違えもないのでスムーズに料理を提供することができる。
導入のコストがかかるとしても、それ以上にリターンのある投資が券売機だと思うのですが、券売機の上に気になるプレートが乗っかっていたんです。
クレジット・電子マネーOK
これは微妙に悩むところではありますが、あまりオススメできる施策ではないと思っています。
というのは、券売機を導入したメリットの多くが失われるからなんです。
試しにiDでの決済をお願いしたところ、調理していたスタッフがスマホのアプリを立ち上げて、ICリーダーを操作して、接続するのに十数秒かかって。。。なんてやってました。
従業員は1人きりのワンオペだったので、接客も調理も配膳も片付けもしないといけないのですが、電子マネー決済で1人のオーダーに数分も取られていては、他の業務が行えないということになります。
券売機導入の最大の目的は、オーダー取りや締め作業などの業務を券売機が間違いなく行うことでスタッフの時間を確保できる、ということです。
それを新しい決済方法を導入することでスタッフの時間を使ってしまっては、メリットが活きずにコストだけが積みあがることになります。
仮にクレジットや電子マネーを導入することで顧客が多少増えたとしても、仕事の仕組みが改善されないので人件費の減少には繋がらず、利益に影響するかどうかは難しいと思っています。
券売機も電子マネーもそれぞれにメリットがありますが、あれもこれもと導入するのは考え物ということ。
仕組みを導入する際には、どんな効果を期待しているかという目的を大事にすることがとても大切です。
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