できる理由は探しづらく不鮮明ですが、できない理由は山のように出てきますので、一歩一歩その山を登って進むことがとても大切です。
先日は企業向けの研修で、1dayMGのインストをやってきました。
本音を言えば1dayでMGをやるという研修環境はあまり推奨できないのですが、それでもやることによって何かしらの気付きを得る人は出ますので、あれこれと試行錯誤しながらのインスト。
MGは基本2dayの研修なのですが、それにはやっぱり意味があって2dayにしていると感じています。
これはわたしの経験上のお話であり、かつては何度も1dayMGを開催していた時期がありましたが、どうしても研修効果としては薄いと感じる日が多かった気がします。
とはいうものの、MGって漢方のようにじわじわ効いてくるような内容であり、数ヶ月から数年という時間をかけて継続していくと効果が見えてくることが多いので、1回1回に一喜一憂するのも違うのかもしれません。
それでもインスト特有の虚無感だったり、感想文の内容を見ていると、1dayはなかなかに難しいだろうなぁというのは肌で感じるのは間違いありません。
そんな中でも、例え一握りでも感度の高い受講生がいるのも間違いないので、インストとしては全力で臨むのみ。
この日は若手ばかり総勢27名、ほぼ全員が初めてというなかなかに燃えるシチュエーションでした。
とはいえメラメラというわけではなく、さてこの状況で伝えられることはなんだろうと冷静に考えてしまう思考だったりします。
その受講生たちは若手とはいえ、対応する顧客は経営者だったり家長だったりという属性。
ということは、普段仕事で目にする損益計算書や貸借対照表の数字には精通していても、経営者が考えている未来の数字を作るという概念はまだよくわかっていないはず。
そんな仮説を立てたので、時間が取れなくて短くした講義内容は未来会計に集中すると決めての1dayMGでした。
さて、それがどうなったかはまた別の機会にお伝えするかもしれません。
もったいぶっているわけではなくて、終わったばかりなのでまだアンケート結果をもらっていないんですよね(笑)。
ここまで書いてきて何が言いたいかというと、すべての条件が整った環境というのは滅多にやってこないということです。
完全な環境が整うまで待つのも1つの手ですが、間違いなくスタートはかなり遅くなりますから、結果が出るのもかなり遅くなります。
その間はただ座して様子を見ているのみではないと思いますが、仮に条件が整わないままでスタートした時と比べてしまうと、得られる経験もスキルも少なくなるでしょう。
環境が整わない原因はいくつもあると思います。
もう少しスキルを得てから、円安になったから、お金がないから、社員が育ってないから、まだ心配だから、時間が取れないから、他の人からどう見られるかわからないから。
さて、それらの環境がすべて整ったとしたら、果たしてすぐに動き出すでしょうか。
実はそれすらも怪しい場合がありますので、環境がどうのこうので意思決定をするのではなく、やりたいかやりたくないか、やる必要があるかないか、で決めてしまうのがいい時が多いです。
その時はできない要因があるのならば、どうやってできるのかを徹底的に考え抜くことがとても大切です。
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