人間は慣れというのがとても怖いもので、少しだけでも我慢していると普通になってしまって、ストレスには感じないのだけれどもダメージは蓄積してくるといったことが起こります。
日本全国でMGをしていると、普段は知り合えないような色んな方々と知り合う機会がとても増えるのが特徴の1つでもあります。
表面上はゲームに見えますけれども、その入り口は経営を学ぶためにやるという動機が主軸になっています。
一言で経営といっても幅がとても広く、少し大げさに言うとほぼすべての人が知っておいて損はないモノの見かたといってもいいでしょう。
経営者や取締役といった役職は役割として経営を担当しますから、経営を知らないと会社をあらぬ方向へと導いてしまうのはわかりやすいかもしれません。
では部長や課長などの幹部社員は経営することが役割ではないので知らなくてもいいかというとそうでもなく、経営者の意図を汲んで現場に落とし込み、成果を出すことが役割ですから、経営を知らないと現場を上手くまとめられません。
ではでは現場の一般社員はというと、顧客に提供するサービスを直接扱っていたり、顧客と直に接したりすることがほとんどなので、経営を知らないと顧客満足と会社の利益に繋がらない行為をしてしまうかもしれません。
どこまで知っておくかは別として、経営とはほとんどの人に必要なスキルであり、知識であることは間違いないと思っています。
それに気付いた人たちが自分の意思でMGに参加してくれるので、時には本当にバラエティに富んだ参加者になることがあります。
役割でいえば学生や契約社員とか、もちろん社長もいますし、無理やり連れてこられた一般社員もいれば、自費で参加する社員もいれば、個人事業主とかニートもいたり。
年齢でいえば10歳の小学生から、上は定年間近の社員や70歳の現役社長まで、MGの学びには年齢も何も関係ないですから、幅広い層が来てくれます。
そんな多様な人たちが芋洗いで平等に学び合う機会というのは珍しく、だからこそ面白い場になることが多いのでしょう。
そんな人たちの中に歯医者さんもいて、先日その歯医者さんに行ってきました。
普段のMGや交流会の姿を見ているとあまりお医者さんには見えない方(笑)なのですが、やっぱり現場ではプロそのものであり、助手との接し方や時間当たりのMQを意識するところはMGマン(?)なんだなって感じる瞬間です。
そんな歯医者で、ふとこんな会話が耳に入ってきました。
「あ、及川さんは日本人だから、麻酔は半分くらいでよかったんだ。今から抜いちゃお」
よくよく聞いてみると外人は痛いのをすごく嫌がるから、身体の大きさもあって麻酔を日本人の倍は投入するのだそうです。
少しでも痛いというストレスから逃れるために、日本人では要求しないようなことでも遠慮なくリクエストしてくるんですよね。
実はこれってすごく大切なことだと思っていて、日本人って少しくらい嫌なことがあったり大変なことがあっても、これが仕事だからとか、自分が少し我慢すれば場が収まるとか思っていたりする人が多い気がします。
ただそれは表面上だけ上手くいっているように見えているだけで、全員がストレスなく平穏に時が流れているわけではありません。
その歪みは日に日に少しずつ積み重なって大きくなっていき、いつの日かパックリと深い谷ができるくらいのエネルギーとなって、自らと取り巻く環境を破壊していってしまうかもしれません。
なので、日頃から小さなストレスを上手に回避できるように、周囲にリクエストをしたり環境整備をすることが大切だったりします。
自分の機嫌は自分で取る。
とても小さなことのように見えますが、長く活躍できる秘訣の1つでもあると思っています。
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