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経営者の迷い

経営者の迷い

1代で会社を大きくしていった経営者でも迷いというのは生じるもので、自らの視点以外の観点を入れることによって、精度を補完するということに価値があったりします。

 

この一週間は新潟やら山形やらを回って、経営者とあーだこーだ話しながら未来のことを一緒に考える時間が多かった一週間でした。

経営者との和談なのですが、内容は会社ごとに全く違いますし、会社のステージによっても全く違いますし、経営者の資質によっても全く違います。

当日、どんな話が出てくるかわからないのですが、わたしの役割は論理的に話しの内容と経緯を整理して、これまでのその会社の推移とミックスさせて最適解と思われることをお伝えすること

なので、相談されたことに対してめっちゃ質問をしますし、事実確認を行っていくのですが、面白いことにその過程で経営者自身が結論を出すことも多かったりします。

経営者は日々雑多な情報が飛び交う中で仕事をしているでしょうから、あちこち断片的に起こっていることが雨あられと降ってくるので、情報の整理が上手くできていない場面もあるのでしょう。

そんなことを落ち着いた中でじっくり時間をかけて情報を繋げていくと、自然と経営者自身がやるべきことが見えてきたりします

とはいうものの、自分でやるべきことが見える経営者って実は少数派だと感じています。

先日の相談では突然M&Aの資料を持ってきてくれたかと思いきや、評価額が妥当かどうか見てくれだとか、地域的にどう思うかとか、及川さんなら買うかどうかなんて聞いてきたりします。

わたしならBS観点から企業評価を行えるだろうと話を振ってきたのでしょうが、ぶっちゃけた話でそんな仕事をしたことはありません。

ありませんが、M&A仲介会社の社員が作成する資料は読み取れますし、提示してきた数字の根拠を紐解いていくと違和感が浮き出てくるのがわかるんですよね。

ある会社はきっちりと根拠ある数字を作ってきますが、ある会社は作り込みが甘くて売り手にかなり有利な数字を作ってきたりと、担当者によってもレベル感があるのが手に取るようにわかります。

そして対象の地域が偶然にもわたしが住んだことのある地域だったのもあって、少なくても半日はM&Aで話し込んだでしょうか。

それくらいの時間、わたしとの和談に時間を使っても惜しくはないと思ってもらっていることがありがたいなぁって、ふと振り返ってみるとしんみりと感じる瞬間です。

とはいうものの、人には相性がありますし、経営者の中にも論理的に物事を整理することが得意な人もいますので、その人たちにとってはわたしの価値はゼロに近いでしょう。

また、論理や仕組みではなくて実行力や行動力が必要なステージの会社にとっても、あまりわたしの提供する内容は場合によって効果を発揮しないような気もしています。

でも、最近感じていることの1つは何かというと、普段経営者が頭に思い描いていることの答え合わせをしているんじゃないか、なんて思う時がちらほらあります。

変な話でいうと、社内の人間ではなく、ましては何もしがらみがなく、性格的に口外はしないであろうと信じてくれており、それでいて丁寧に物事を整理してくれる人って、実はそんなにいないんじゃないかなと思い始めています。

色んな経営者と和談をしてきて、思いつくままにブログを書いていたらそんなことを考えるきっかけを頂いた感じですね。

何がいいたいか。

いつでも話を聞きますよ(笑)。

というのは置いておいて、次のMGにでもネタ的にM&Aの裏話的なことを数字面に絞って話そうかなと思っています。

 

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