短時間のうちに問題がわんさかと降ってくるのがMGですが、問題を抱えてしまう人と手放してしまう人の間には大きな差が生まれていきます。
教育研修を社内に導入する目的って、会社ごとに違うものですよね。
先日は企業の2年目社員に向けての1dayMGのインストラクターをやってきました。
実は今回が2回目ではあったのですが、なぜMGをやるのかという部分がまだ不明瞭のままに2回目開催という、「MGが先、目的は後」という状態のままでした。
効果が出そうなものはとりあえずやってみる、という企業文化なのは明確なのですが、トレンドのようにコロコロと導入する研修を変えているというわけではないのが、社員教育に対してきっちりした企業だという印象です。
MGも流行りで飛びついたわけではなくて、以前から社内でMGを導入していたのですが、手が回らなくなってやれていなかったので外部に依頼しようとしたらご縁で繋がったような感じです。
すでにMG盤を6卓所持するくらいに効果を感じてくれているので、伝える側も相手の顔を見ながら最大限の効果が出るように臨むのみ、といったところでしょうか。
そんなふわっとしたスタートだったのですが、先日の冒頭の上司あいさつで目的について話してくださったので、ついに明確になりました。
特に強調されていた点が「問題解決能力の強化」だったので、入社2年目の若手に普段の業務と絡めてレベルアップを期待しているといったところだと感じました。
「あ、そうだったのね」という発見と、「なるほど、そういった観点でMGを活用するのか」と少し斬新な心持ちになったのは確かかもしれません。
わたしの観点だと全員経営を目指すための最適ツールと染み込んでしまっているので、最終目標としてトータル的な能力アップと人間性向上を図ろうとしてしまいます。
実際はわたしみたいに【最上志向】や【目標志向】を上位資質に持っていれば別ですが、研修にそこまでストイックさを求めていない人が多いのも事実ですし、若い世代になればなるほど貪欲ではなくなる傾向にあります。
なのでそこまで自己成長を求めていない若手が多いのも傾向にありますから、しっかりと社員を見てくれている企業なんだな、と感じましたし、そんな中でも社員の成長をあれこれ考えている上司たちが素敵という印象ですね。
というわけで、講義の主軸を「問題解決能力」に変更をして進めるわけですけれども、MGって実は解決をしなければならない問題が次から次へとやってきます。
初参加の場合はまず「利益を出す」ことと、「決算を期待される時間内に終える」という2つが最初の問題となるでしょう。
その過程にわからないまま意思決定をしないといけないとか、入札に勝たないといけないとか、決算の方法がわからないとかありますが、それらはプロセス段階なので1つずつクリアしなければならない点です。
「利益を出す」「決算を期待される時間内に終える」という課題に取り組んだ際、どのような問題解決方法を採るかで成果がまったく変わってきます。
これが社会人として必要なスキルの1つであり、歳を重ねるに従って磨いていかなければならない必須能力の1つでもあります。
MGで顕著に表れるのが決算スピードであるのですが、早い人で30分で終わらせる人もいれば、2時間経ってもぐちゃぐちゃの決算書を抱え込んだままの人もいるのが現実です。
面白いことに1期終わってお昼休みに人事担当と話していた時、この2時間経っても決算書がぐちゃぐちゃのままの人の話題になっていました。
さて、この社員はMGを通じて課題認識能力と問題解決能力を磨いてもらえたら、きっと会社を引っ張ってくれる人材になっていくでしょう。
それも紙は自分で。
是非とも新たな道を切り拓いていってもらいたいと願うのみです。
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