今からの延長線上で未来を考えるのも1つの手段ですが、未来の望む姿を明確にすると足りないものが見えてきて、道筋が明確になることがあります。
この一週間はまぁまぁタイトなスケジュールで飛び回っていました。
時期的に全国旅行支援を使えますので、経費となる宿泊費が割引で利用できるのが事業としてはありがたいと感じるものの、その原資は税金なので結局は国民全員が負担していることになるでしょう。
政治家は国民から集めた税金の投資先を分配することが仕事の1つですので、実質的には自分の懐は痛まないですから、ある意味雇われ役員みたいな感覚と同じかもしれません。
それじゃあ、出資しているオーナーに当たる役割はいるのかと考えてみると、総理大臣は意思決定者であれど経営責任を取る立場にはないので、日本の観点で見てみるといない気がします。
最終的な財務の責任を負う人がいないような構成なので、お金の使い方に対してぞんざいになることもあるかもしれませんね。
この辺りは有能で清廉潔白な政治家なんて歴史上を見ても滅多に現れないのは明白ですから、政治家にあーだこーだ言っても仕方ないですし、今の環境で自分がどう行動するかに軸足を置くことが大切だったりします。
そんな1週間でしたが、前半は企業の経営計画作成のために2日間サポートをしてきました。
わたしが会社を作ってからもうすぐ丸7年経ちますが、思えば創業当時からお付き合いしてくださっている企業で、会うたびに歓迎してくれる懐の広い人格の社長なのが嬉しかったりします。
そんな歓迎をされると気持ち頑張ってしまいますし、わたしの性格から心理的安全性も担保されるので、いつも以上に思考が働いている感覚になるのも面白いですね。
そんないつもの企業でいつもの経営計画を作っていたのですが、参加する幹部の面子がちょこちょこと変化しているのが気になった点でしょうか。
会社の数字は一度教わってみたり、試しに長期計画を作ってみたりしただけでは全体像を把握できないものが多かったりします。
会社の数字というのは会社の歴史が溶け込んでいるものであり、少し歪んた形になっている状態が多いので、それを健康体に戻すためには同じくらいの年月がかかったりすることもあります。
人の癖を直すには生きてきた年月と同じくらいの時間が必要だと言われていますが、それにちょっと似ているかもしれませんね。
とはいえ企業の数字に対しては正直、行動に移してしまえばそこまでの時間はかからないものも多いですが、企業の文化や人の成長も一緒に望む場合は最低でも5年程度の時間はかかります。
マニュアル化や平準化などによってある程度の即戦力になれる分野もありますが、ビジネスやマネジメントといった尖った知識と多くの経験値が必要な分野に関しては、とにかく時間と根気が必要です。
それも社長が望んだように企業文化の変化や社員の成長をするわけでもなく、のらりくらりと自由気ままに変化していくことばかり。
それでも社長の意図を正確に伝えて、将来あるべき姿に導いていくことが第一歩になります。
この第一歩が長期計画を社長と一緒に作ることなのですが、5年後の会社の在り方を見て、初参加の幹部が一念発起する姿がとても印象的でした。
「5年後に出す新大型店を統括するために、来年には既存店の店長になるくらいじゃないとダメですね」
計画を立てる目的は未来を決めることではなく、目指す未来を実現するために今の行動を変えることです。
そんな観点で未来を見てみるのも、また違った新鮮な気持ちになるかもしれません。
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