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スピード感

スピード感

頭の中の思考は口に出すことで伝わりますが、思考のスピード感は表現したり伝えることが難しいので、配置換えなどの根本的な解決を図る必要があります。

 

組織で動いていると、何かしらの衝突や軋轢が生じることがつきものでしょう。

1人1人が個性的な人間の集まりが組織なので、考え方の違いもあるし生き方の違いもあるし好みの違いもある。

それでも組織として方向性を揃えようとするので、手法によってはあれこれ人間観の不具合が出てくるのは当たり前の話なんです。

同じ日本人同士だからわかり合えるとか、常識的に考えてとか、察してとか、阿吽の呼吸とか、空気読みとか、まぁ色んな言葉がありますが、対応を個人に委ねていると徐々に悪化していったりするんですよね。

大企業などはぴっちりと仕組化されていたり福利厚生が充実していたり、上司も慣れたもので気遣いできたり有能だったりとなんとかなっていることが多い印象ですが、中小企業はリソースも少ないので対応に苦慮することがあります。

最悪は大切な社員がやる気を失ってしまったり、辞めてしまったりするので、企業にとっては優先順位の高い懸案事項でしょう。

そういった人間同士のトラブルの解決法にツールを使うことが多いですが、わたしも今はストレングスファインダーという診断ツールを使っていて、以前はEGを使っていました。

正直なお話、どんなツールを使っても問題ないと思っていて、芯となるところは人間の違いを理解するところから始まり、人間の違いを受け入れ、人間の違いを活かすようになることが本質だと思っています。

そんな個人の違いを資質や数値などで表現するのですが、そこに表しづらい特徴の1つがスピード感だったりします。

簡単に表現すると脳の処理能力であるでしょうし、誤解を恐れずに表現すると頭の回転の速さと言ってもいいかもしれません。

一般的には同じような資質や思考の持ち主なら話が合いやすいとか、わかり合えやすいとか、ストレスを感じにくいと言われますが、当然一概にそうでもないのは経験上として実感しています。

それは他の要素が関わってくるのですが、スピード感の違いってかなり無視できない要素だなぁというのを、色んな企業を拝見させていただくと浮き上がってきたことの1つです。

例えば一方はマイペースに1つずつ理解していっているつもりでも、もう一方はごく短時間で一通りのシミュレーションが頭の中でできあがっていたりします。

そうすると一方はじっくり確認したいけど、もう一方は早く次の行動を起こしたいようになり、次のアクションへの選択が全く異なってしまいます。

どちらが上司でどちらが部下はどちらでもいいのですが、お互いに快く思えないどころか、結構な割合で相手のことを能力がないと感じるのだそうです。

そんな光景は何度も見てきましたし、こっそりと社員さんをヒアリングをした際に本音で話してくれたこともあり、実は自分自身も過去に数多く体験してきたシチュエーションでもあります。

1回2回と少ない回数ならまだいいのですが、事あるごとに何度でも同じシチュエーションが起こるのが会社組織というものであり、組織構成が変わらない限りは永遠に繰り返されます。

大企業なら異動も多かったりするので短くて2年、長くても5年くらいで何かしらの組織メンバーに変化が起こりますが、中小企業だと下手すると10年も組織メンバーが変わっていない、なんてこともあるでしょう。

スピード感の違う上司と部下の組み合わせで何が起こるかというと、部下の能力に蓋をしてしまったり、部下に過度の負荷をかけて潰してしまうことにもなり兼ねません。

そんな人の面を測るツールもあるといえばありますので、使える道具は活用して人を色んな角度から認められるようになれたり、人に合わせて組織体を変えられると強い組織になりますよね。

世界はホントに終わりのない探求です。

 

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