人に響く要因は受け取る人の資質や思考特性によるところは大きいですが、誰にでも共通する要因の1つには情熱があり、熱量があり、想いがあります。
先日は社内MGの2回目をインストラクションしてきました。
この企業は年に一回というペースでじっくりと落とし込んでいくような教育研修を行っています。
よくMGは3ヶ月連続でやった方がいいという話も聞きますし、年に3回は受講させた方がいいとも聞きます。
それらのどのやり方が正解かというものは誰にもわからず、企業文化や経営方針に合わせたやり方がいくつもあり、経営者が選択したやり方で進めながら効果を検証する企業がほとんどでしょう。
インストラクターは経営者が決定した方針に従って最大限の効果が出るようにアレンジをして、研修の場を提供するのが仕事であり、直接の付加価値でもあるので腕の見せ所です。
なのでわたしの資質からは意外に思われることもありますが、前日まで講義内容は決めませんし、当日の受講生の顔を見ながら決める事が多いなぁって思います。
というわけで、今回も例に漏れずによく言えば臨機応変、アレ風に言えば行き当たりばったりで臨みましたが、一年前の初社内MGでは4期までしか進められなかったのが、1日目の3期決算が17時過ぎに終わるという予想外の大波乱。
絶対にまた決算で苦労するだろうと思っていたのに、各期の決算が1時間30分で全員終わってしまうという結果にはさすがに肩透かしを食らいました。
いや~、第1回社内MGでは第2期の決算が終わったのが16時30分くらいで、業務の関係で17時30分に初日終了予定でしたから、早々に5期をやることを諦めた過去があるんです。
この出来事と比べてしまうと人の成長って本当にすごいなぁと思うのと同時に、信じてあげられていなかった自分がちょっと恥ずかしい感じですね。
そんな一年前の印象を引きずっていてルール説明や講義内容を抑えていましたが、この結果を受けて2日目の講義はお伝えするべきことを盛り込んだ内容に変更。
それがいい感じに刺さってくれて、感想文でも要素法の大切さとP感度の重要性のことが多く書かれた結果になっていました。
それくらいなら「してやったぜ!」と感じるくらいなのですが、感想文の中の1つがまたもや予想を上回ることを書いてくれていた受講生がいたのがとても印象深かったので紹介したいと思います。
その参加者は前回の初MGで決算がどうにもできず、結構足を引っ張ってしまっていたのを覚えています。
一年前のブログに書いた記憶があったので遡ってみると、こんな感じの出来事が起こっていたんですよね。
【叱るということ】2022/3/12
温厚な(つもりの)わたしが珍しく叱ったくらいなのですが、その受講生の今回の感想文にはこんなことが書いてありました。
「昨年、及川さんに自分のやり方で勝手に進めないとアドバイスをいただいたので、今回はゆっくりでもルール通りに進め、手が止まった箇所はすぐ聞くなど心がけて、去年よりかは早く計算が終わったと思います。」
この感想文を読んだ瞬間に、めっちゃ衝撃が走ったのを今でも覚えています。
まさか一年前の個別指導を覚えてくれている受講生がいるとは思わなかったですし、一年前の学びを一年の時を経て活かしてくれているのが驚きであり、次の瞬間には喜びに変わっていました。
あまりこんなこと普段は滅多に考えないのですが、人に伝わる要素には「熱量」って大事だなぁって、改めて体験させてくれた2日間でした。
インストラクターも毎回学ばせて頂いているので、1回1回の登壇を全力で突撃あるのみです!
〈募集中のMG/TOC〉
■3月4-5日(土日)
Y型MG in日本橋
■3月18-19日(土日)
ジーラボCFMG in神田
■5月13-14日(土日)
おいでやすMG in大宮
■5月27-28日(土日)
ジーラボTOC in神田
■6月17-18日(土日)
R☆MG in神田(仮)
■7月15-16日(土日)
ジーラボMG in神田
■7月22-23日(土日)
子ねずみMG in沖縄那覇
■10月14-15日(土日)
おいでやすMG in宮古島
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