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ファン作り

ファン作り

人はなんだかんだと繋がりをとても大切にするので、意図的計画的に接点を増やし、回数を意識することが重要になってきます。

 

先日はありがたいお誘いを受けて、プロバスケットボールリーグであるBリーグの試合をリアルで観戦しに行ってきました。

バスケットの本場といえばアメリカであり、NBAはわたしの世代で言えばマイケル・ジョーダンがバスケットという枠をも超えたスーパースターとして、記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。

わたしくらいのにわか知識だと、田臥勇太選手がNBAに日本人として初挑戦したくらいの知識しかないのですが、多くの日本人はそういった話題でしかバスケットに触れる機会はないのでは、と思っていました。

そんなイメージをあっさりと覆してくれたのが沖縄アリーナでの試合であり、そこに集まった人たちの熱気でした。

沖縄アリーナは沖縄市にあるエンターテインメント性を重視しているようなアリーナで、観客動員数は最大1万人。

Bリーグの琉球ゴールデンキングスの本拠地であり、他にはコンサートや展示会などで人気のアリーナなんだそうです。

ぱっと見たらB’zも沖縄アリーナでコンサートをしているので、これくらい奏者と近いなら行ってみたいなぁなんて思っていたりして。

わたしは東京出身者なので1万人のアリーナと聞くと「ふーん」って感じてしまう面はありますが、よくよく考えてみると異常だと感じる点がいくつも出てくるんです。

人口から見てみると、沖縄県全体では140万人、そのうち沖縄市は14万人なのに対して、1万人収容のアリーナが街中に建っているわけですよ。

沖縄は日本全体から見たらまぁまぁの離島なので、お気軽に本島から来る人もそれほど多くはないでしょう。

コンサートツアーなどはアーティストのファンが全国各地から集まってくるので別ですが、バスケットボールは日本ではあまり定着していない気がするので、推しのチームを応援しに沖縄まで行くという人はまだ少ないはず。

ということは、基本は沖縄県在住の140万人が顧客の対象となるけれども、沖縄アリーナは1万人収容の箱なので、少しばかり大きいような印象があると思います。

バスケットの試合をする際は収容人数8000人になるらしいですが、先日の試合では空席がちらほら見かけるくらいで、おそらく7000人は入っていたでしょう。

沖縄県全体の0.5%、沖縄市全体の5%が集まっているということですから、まぁ異常な数字だなって思うわけです。

東京で換算すると、東京都の人口は1400万人ですから10万人のアリーナが東京にあるようなものですね。

スペインのバルセロナにカンプノウという10万人収容できるサッカースタジアムがありますが、バルセロナの人口は沖縄県とそんなに変わらない160万人。

でもバルセロナとレアル・マドリードの試合になると、10万人満員となった上で、入れない人たちが周辺のバルでお酒を飲みながら観戦するような事態になるのだそうです。

沖縄のバスケットはそれに近いような雰囲気になっているように思いますし、アメリカ文化が受け入れられている沖縄だからこそ可能なのだと思いますが、あくまでこれは土台の前提条件だと思っています。

条件が整っていたとしても、チーム状況が悪くて勝てなかったらファンにもスポンサーにもそっぽを向かれるでしょうし、選手一人一人がファンの方を向いてくれていなかったら応援のし甲斐がなくて離れていくでしょう。

この選手一人一人というのがとても大切で、今この瞬間にファンと接している選手がチームの顔であり、チーム全体に影響を与えていることを忘れないことです。

エンターテインメント性を重視した素晴らしい設備の整っている沖縄アリーナが完成したからといって、バスケットボールの試合に7000人の観客がすぐに集まるわけではありません。

これまでの地道なファン作りがチームを支えているのであり、これからのファン作りが未来のチームを作ります

素晴らしいサービスを開発して提供をした上で、今目の前にいるファンや顧客を大事にできているか、その一瞬一瞬が勝負を決めています。

 

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