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上司体験

上司体験

経営の練習はMGでできるのが大発明ですが、上司の練習をする機会は部活や生徒会でリーダーにならない限りは訪れないので、実は講師という立場は上司の練習にもってこいだったりします。

 

4月の下旬はMGのインストがちらほらとありました。

時期的に新入社員の研修が行われている時期ですよね。

例に漏れず1社は全員4月入社の新入社員で、42名のフレッシュな若者がちょっとした緊張感を抱きながら待っているのは壮観です。

眺めは壮観なのですが、内心は42名初参加のMGを1人でやるのはチャレンジの1つだなぁと戦慄していたりもします。

まずは与えられた条件の中でベストを尽くす。

そんなところから始まる事柄も多いと思っていますので、企業にとって受講生がどんな成長のきっかけになるか、そして受講生たちがこれからの社会人生活を如何にして豊かに生きるか。

そんなことに気付いてもらえたら嬉しいなぁ、なんてことを考えながらお伝えしてた感じですね。

大人数の受講生がいたら、1人1人にかけられる時間なんてたかが知れています。

決算で数字が合わなかった場合、速攻で原因となる箇所を洗い出したら「ここがこう違うからここから直してね」と伝えるだけで、次の数字が合わない受講生へ向かうような進行。

棚卸を全部書いてなかったり、差額を書いてなかったら「まず書いてから呼んでね」と伝えて次の人へ。

そんなこんなカオスな状況でも、なんだかんだと予定通りに進行するものなので、伝えるべきポイントを抑えさえすればなんとでもなるのが面白いと感じています。

新入社員達なのでまだ幾分素直だという面はあるとは思いますが、普段はどれだけ「自分たちでやらせる」という観点から離れてしまっているかを、改めて思い起こさせる場でした。

手助けをすることは簡単ですが、さてそれは誰のためにやっているのかを思い返してみると、面白い発見があるかもしれません。

そういった企業では独自の研修評価制度があるもので、受講生たちが最後に研修全体のフィードバックとしてアンケートに答えます。

研修の内容や感想、理解度といったものはもちろんありますが、講師評価というドキドキなものもあったりします。

講師も伝える側だからと好き勝手に振舞っていいわけではなく、受講生に与える感情的な面やモチベート的な面にも配慮することが求められるものです。

いくら内容が良かったとしても、伝え方によっては到底受け入れられないと感じる人もいますし、中には「言いたいことはわかるけどなんか嫌」という人もいます。

おそらく伝える側からすれば「なんでやー」と感じることもあるかもしれませんが、相手も人間だからしょうがないんですよね。

どうしてこんなことを書いているかというと、アンケートの中に「研修講師の方の行動を拝見して、周りに目を向けることは上席の役を担うにあたり重要な要素であると思いました」と書いてきた受講生がいたからなんです。

人の感覚というのは世代によって変化していくものですが、どの世代も部下は上司のことをよく見ていますし、会社の中では上司がすべてと言っていいくらいの影響力を持っています

実は社内でも部下からのフィードバックというのは貴重な情報になるので、社内アンケートを取ってみるのも面白い発見があるものですよ。

 

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