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ながら仕事

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良かれと思ってついつい音楽を流していたり、ついでにこれもと手を付けてしまうことはあるかもしれませんが、ひょっとしたらパフォーマンスを落としているかもしれないという視点もあります。

 

今日からジーラボTOCの2日間です。

TOCという理論はとても印象に残っていて、最初にTOC研修を受講したのは2009年。

TOCをわかりやすく万人向けにしたゲームを開発した、ソフトパワー研究所の清水信博さんのセミナーでした。

わたしがMGを最初に受講したのが2011年なので、実はMGを知る前にこのTOCに出会っていることからか、わたし的にはMGよりもTOCに愛着があったりします。

愛着なだけでどちらも素晴らしい成果を出せるツールなのは間違いありませんし、双方が影響し合うことでより全員経営に近づける共通言語になるのは確かです。

そんな場をたくさん提供したいな、という想いもありますから、TOCの2日間は参加者の想いと向き合っていく時間だと思っています。

とはいうものの、想いだけでは会社や人は良くならないので、知っておいた方が良いことは学習する必要があります。

人が学習していることのほとんどは先人の知恵であり、他者の実践結果であるので、今確立されている理論というのはとてもありがたい知恵なんですよね。

その知恵を拝借しながら、今の時代や自社の状況に合わせて現環境を変化させていくことが、企業が継続していくための1つの要素なのは間違いありません。

そのようなTOCの知恵を借りながら会社や人を良くしていくのですが、今回はその中でもマルチタスクのことを書こうかなと思います。

このマルチタスクというのは理論としてはわかる感覚ですが、個人的には個人差の大きな概念だと感じています。

人によってはマルチタスクをしていても苦ではないし効率も落ちないし、でも人によってはあちこちと注意が散漫になって明らかにパフォーマンスが落ちます。

とはいえ、万人に向けた定義となると、マルチタスクを行うと必ずと言っていいほどにパフォーマンスが落ちるのは間違いありません

世界的なIQの統計を取ったデータを見てみると、ある時期を境に世界のIQは少しずつ下降傾向にあるというデータがあります。

その時期というのはスマホが世界に普及し始めた時期と一致していることから、1つの仮説が出されています。

それは普段の生活が常にマルチタスクとなってしまっているということであり、常に電話が鳴る状況であったり、常に音楽や映像が流れている状況であることが原因ではないか、ということです。

結果的にながら作業をする状況が当たり前となっており、これがマルチタスク状態を引き起こしてしまっています。

人はマルチタスク状態になるとIQが15ポイント低下すると言われていて、あきらかに処理速度も低下し、脳への負担も大きくなり、結果的に活動できる時間が短くなったり、早く仕事を処理できなくなったりするんです。

また、他の研究ではマルチタスクのように複数のことをこなしている時、人はドーパミンを分泌することもわかっています。

簡単に表現するとドーパミンによってテンションが上がって、自分はできている感は上がるのだけれども、実際の効率はマルチタスクで下がっている状態。

脳が「自分はマルチタスクで効率を上げている」と錯覚させてしまっているということなんです。

人は気付かないうちにマルチタスクになってしまっていますし、マルチタスクによって能力を最大限発揮できていないことも多いです。

そんな観点から普段の仕事を見直してみるのも、1つの視点になって面白いものです。

 

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■9月17-18日(日月
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