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自立

自立

問題を問題と認識して行動を起こせるか、という前提条件がつきますが、解決する道筋はいくつもありますので、いかに素早く対処していけるかが運命の分かれ目です。

 

MGのインストラクターをあちらこちらでやっていると、よく見る光景というのがまぁまぁ出てきます。

本当にデジャブなんじゃないかと思うくらい、人ってどこでもどんな時でも同じことを繰り返すんだなぁって感じる瞬間かもしれません。

地域や業種が異なれば研修中に色んなことが起こりますが、それでも全国全業種で共通して起こる現象があるのは確かです。

ということは、単純に考えてそこが根本原因の場合があるということです。

TOCで言われているボトルネックであり、その中でも最も気付きにくく、しかし対策を打てば大きな成果を見込めるアレです。

市場の制約や物理的な制約ではなく、決めごとや思い込みなどから発生する方針のボトルネックというものですね。

特に肌で感じやすいのは、MGでいうと決算がなかなか終わらない人がいると思います。

インストラクターの身としては、決算が終わらないと参加者全員の学習効果が小さくなったり、依頼者の要望に応えることが難しくなったりと、まぁまぁ不都合だらけです。

特にわたしは【最上志向】×【自我】がうずくので、同じ時間を使うならより多くの価値を提供したいと感じる思考でもあるんですよね。

そんなわけで、色んな問いかけを行いながらなんとか早めようとしますが、たいていの場合は対象者の問題解決能力が十分ではないため、早く決算が終わることはありません。

決算が終わらないのは計算能力が低いから、と思っている人はいるかもしれませんが、わたしは問題解決能力が決算のスピードを決めていると考えているんです。

自分の力で決算を終えたい!という人をよく見かけますし、そんな姿勢はとても応援してあげたいので、そんな時はできる限りお任せしています。

だとしても直面した問題に対してどれだけ自己解決の引き出しがあるかで決まるものなので、ある時間で線引きして介入をせざるを得ないのはしょうがない場面ですけどね。

今回は自分チャレンジ系の話ではなくて、自分は一生懸命やっていて早く終わらせたいのに終わらない!という場面が本当に多く発生します。

よーく観察していると、そういった人は何時間かけても終わらないような決算の仕方をしているんですよね。

よくあるのがインストラクターに質問をせずに、隣の聞きやすい人に聞いてしまった挙句、2人して何十分も同じ問題を解決できずに止まっているという光景です。

これはすごく考えさせられることで、実務の場面でも同じような仕事のやり方をしているということなんです。

与えられた仕事に対して、遂行できる方法がわからないのに自分で何とかしようとしたり、その仕事に対する知識はないけど聞きやすい仲間に相談したりしているでしょう。

MGの経営にしても決算にしても、解決しなければならない問題が次から次へとやってきます。

参加者は計算ができるかどうかではなく、問題を解決できるかどうかを問われているわけであり、どんな手段を使っても解決できるようになって初めて「自立をした」と言えるのです。

自立というのは解決の難しい問題を1人でなんとかできることではありません。

そんなことができる人はそれほど多くはないですから、中小企業の組織では全員に求めることはしません。

自分では解決できない問題を、問題解決できる人と協力して進めていけることが自立です。

そんな視点で関与先の組織と向き合っていくのも面白い時間であり、やりがいのある使命でもあるなぁって感じます。

 

〈募集中のMG/TOC〉
■7月15-16日(
 ジーラボMG in神田
■7月22-23日(
 子ねずみMG in沖縄那覇
■9月17-18日(日月
 ジーラボMG in神田
■10月14-15日(
 おいでやすMG in宮古島
■11月4-5日(
 くまモンCFMG in宮﨑

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