何事もやり過ぎはよくないもので、強みを活かすことが重要な世の中でもトータルバランスというのは大切な要因なので、広く感覚を養う必要があります。
今は中古車販売の会社が色々と世を騒がせていますね。
個人的な見解の発信は控えようかと思いますが、同じ経営方針を学んでいたのもあり、思うところはあるのかもしれません。
同じ道具を使って正しく成果を出している会社も数多くあれば、少し使い方を誤ると社会性に欠ける面も出てくるということなんだと思います。
これは最近密かに深掘りしている「楽しく」「美しく」「効果のある」に通じてくるのかもしれないなぁ、なんて考えているところです。
いくら良い道具とはいえ、何かに偏ってしまったり、長年同じ人が伝えていたりすると、だんだんと独自性が強くなってしまうのでしょう。
その独自性の方向性を正しい方向に向いていなければ、世の中の倫理から外れていってしまうのかもしれません。
そんな世間の流れですが、とある地方をレンタカーで走らせている時、なんとなくラジオを聞いていたら中古車販売会社のCMが流れているのを耳にしました。
ラジオ自体はほとんど聞かないのですが、よく街の床屋さんなんかで髪を切ってもらっているとラジオが流れていたり、他の人が運転している時に何気にラジオを流していたりするものです。
その時の印象なのですが、少し前までは噂の中古車販売会社のCMがラジオで多く流れていた感覚が今でも残っています。
いつどこでどんなシチュエーションで聞いていても、独特で耳に残るフレーズが印象的なので、「また流れてるな」と一瞬でわかるくらいの定着度です。
ラジオを聞いていればいつでもあの中古車販売会社のCMが流れている印象だったのですが、今は別の中古車販売会社のCMに変わっていたんですよね。
さすがに意思決定が早いというか抜け目がないというか、経営者独特のある種の感覚が垣間見える瞬間を目の当たりにした気持ちです。
経営とは刻一刻と変化していく情勢に適応しなければなりません。
生物学では進化できなかった生き物は自然と淘汰され、火山の噴火や気温の変化などの自然環境に適応できた生物だけが生き残っているのと同じ現象が社会にも起こります。
なのである種の見方をすると、社長業とは環境適応業とも例えられるくらい、変化に対応していくことを求められる立場にあります。
その変化すべき時に変化できたからこそ、今の会社があるのですが、さてその変化の仕方が正しかったかどうかは自分では決められません。
誰が決めるかと言われれば、顧客か法か取引先各社か。
正解というものはありませんが、不適切な意思決定は明らかに存在するでしょう。
変化の意思決定を行う経営者の判断の中に「楽しく」「美しく」「効果のある」がバランスよく身についていなければ、意思決定を間違えてしまうかもしれません。
どれほど「効果のある」意思決定をしていても、「美しく」なければその効果は儚い虚像となる運命を辿ることもあります。
物事をトータル的に考えるということが意思決定の中ではとても大切です。
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