事実というのはその時には正しかったものですが、1日も経てば状況が変わって変化してしまうものですから、事実確認をこまめに行うことはとても大切です。
わたしは数年前までは会社勤め人でしたが、その頃は仕事で日本全国を飛び回らせてもらっていましたし、今でも企業のコンサルやMGなどで色んな場所へ赴くことが多かったりします。
その先々でありがたいことにお声掛けを頂いたりして食事をご一緒してくれることもありますが、1人で食事を取ることも多いんですよね。
そんな時、わたしの【最上志向】が騒ぐのがより良いものを選択することと、【分析思考】が騒ぐのはしっかりとした根拠を求めるところだったりします。
とはいえ、いざ出張が決まってから調べたのではリサーチの時間が足りないかもしれないですし、急な出張もあるので対応できないかもしれません。
そんな状況になると適当にラーメンでいいやっていう夕食になるので、普段から飲食店に関する情報収集をしています。
友人のFBやインスタの投稿で行きたいと思ったお店だったり、ウェブの記事でピンときた飲食店が紹介されていたら、その都度google mapにピンを打っているんですよね。
それが今現在では日本全国に1,000箇所を越えたところです。
これだけあれば主要な都市部の飲食店はそれなりのデータが揃っていますし、いざ出張となった際にも夕食難民になることはありません。
アテンドをする際にもこのデータが役に立ったりしますし、ご当地の話題になった際もポーンと出てきたりするので便利だったりします。
ちなみに行ってみたい場所だけではなくて、行って良かった場所も記録しているので、合わせると2,000箇所近くになってました。
そう聞くと便利そうな雰囲気が漂いますが、データというのはメンテナンスをしておかないと使い物にならないものです。
役に立ちそうだと手当たり次第にデータを放り込んでいたとして、さてそのデータを使おうとした時にはすでに役に立たないということが起こり得ます。
google mapの飲食店データでいうならば、せっかく美味しそうな飲食店をピンで打っていたのに、いざ行こうとしたらすでに閉店していたとか。
経営のデータでいえば、せっかく仕入高から各商品の原価と原価率を算出していたのに、時代が変わって原価もやり方も変わっているのに昔のままの原価データを使っていたとかね。
そんな状況がまさに先日、経営の数字を見ていたらわかったという瞬間がありました。
わたしが最初に行うことの1つに、現実を把握するということをします。
簡単に言えば損益計算書の数字はどう成り立っているのかを、まぁまぁ詳細に分析をしてもらうのですが、それには過去の経営に関するデータが必要となります。
ほとんどの企業には過去の売上や仕入高などのデータはありますが、さてそれらがどう構築されて損益計算書になるかは知らないことがほとんどなんです。
過去のデータをきっちりと蓄積しているから安心だと思って、いざそのデータを実際の損益計算書に当てはめてみると、面白いくらいに合致しません。
先日の企業でいえば、粗利益率で10%のズレがあったんですよね。
これって何気に怖いことで、肌感覚で儲かっているだろう!と感じる売上をあげたとしても、実際の利益はその売上の10%は低い数字になるということ。
売上が1億なら1千万の誤差、売上が5億なら5千万の誤差が最後に出るわけです。
それではいくら頑張っていたとしても、利益が残るわけがないのは明白です。
データはとても大切な情報ですが、変わり続ける環境に合わせてメンテナンスをしてあげることはとても大切です。
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