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チャンスは平等に

チャンスは平等に

気付きの感度というのも日頃からの訓練の賜物なので、目先のことだけに捉われている意識を解放させる問いとフィードバックはとても大切です。

 

企業の研修をある程度の期間受け持っていると、色々と興味深い内情がチラホラと見え隠れしてくるものです。

話では聞いていたけれども、ホントにそんなことがあるんだと感じることも出てきたりします。

ありがたいことに教育研修に熱心な企業とお付き合いさせて頂いていると感じるので、これまではあまり気にしてもいなかったのかもしれません。

だからこそ、いざ気付いてしまうと目の前にポワーンと浮かび上がってくるように目立つのでしょう。

そんな事を感じた一幕があったのですが、ひょっとしたら大小はあれど多くの企業で起こっていることなのかもしれません。

それはどんなに教育を実施しても成長することができず、その企業ではスキル不足と判断された社員の集団が形成されている、ということなんです。

人の能力は人それぞれで異なっているのは当たり前ですから、スキル的にできることとできないことがあるのは仕方がありません。

どんな人でも強みは存在しますし、他の人には負けない資質が眠っているものです。

そんな資質の才能と弱点の両面をしっかり把握しておくと、教育の場面で自分がどんな振る舞いをしてしまって、結果的にどんな影響を及ぼすかを知ることができます。

他の人には負けない資質というのは自分では気が付かないもので、無意識に行動してしまうものです。

無意識に行動してしまうが故に、自分自身では変化させる必要を実感できませんし、変化させることなんて露程も思わないのがあるあるな話。

そんな自分の強みと言える資質に気付くためには、他者からのフィードバックがとても大切になるのは間違いない事実です。

そして、件のスキルが足りないと判断された集団が受講生となって、MG研修が実施されました。

例に漏れずに午前中の時間はチュートリアル的な進行ですが、そんな導入部分でも他の受講生との雰囲気の違いを感じ取れるほど、わかりやすいんです。

簡単に書くと特徴は2つ。

 「人の話を聞かない」
 「指示された通りにやらない」

そんな特徴を兼ね備えた人の割合がまぁまぁ高い場だったので、1人が詰まっていた場面の説明をマイクを通して再度説明しても、他の人も全く同じ場面で詰まっていて進まない、なんてことが何回も出てきます。

結果的に、全く同じ説明を5.6回繰り返してやっと次のステップへ行けるのですが、次も同じように5.6回同じ説明を繰り返さなければ全員が終わらないんですよね。

実は第1期の進行状況で、その組織の状態が見えてくるものなんです。

研修での講師からの言葉は、あらかじめ用意しておいた内容を伝えることも多くありますが、途中からは受講生へのフィードバックへと変わります。

フィードバックを素直に聞けるかどうかが自分自身の未来を変えるのですが、その分岐の行く末の1つを垣間見た瞬間でした。

その中から1人でも多く、変化のきっかけを得てもらうように全力を尽くすのみなので、あの手この手のフィードバックを投げまくるのみですね。

それでも公平にチャンスを与える素敵な企業だなぁ、なんて思った1日でもありました。

 

〈募集中のMG/TOC〉
■10月14-15日(
 おいでやすMG in宮古島
■11月4-5日(
 くまモンCFMG in宮﨑
■11月25-26日(
 ジーラボMG in神田
■1月13-14日(
 ジーラボCFMG in神田

※〈詳細・申込はこちら!〉※

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