人の想いというものはどんなに時間が経っても変わらない不変のものですから、その想いを紡いでいくことでチームの結束が強まっていくのです。
先日は関わらせていただいている企業からお招きいただき、経営計画発表会に参加してきました。
初めてお招きくださったのが2017年。
それから毎年お招きいただいていますが、仕事が入っていたりコロナ禍になったりと途中休憩をはさみつつ、今回で5回目の参加となりました。
お付き合い自体は細く長くの13年目になりますので、会社の変遷や社員さんの入れ替わりなどもちょこっと拝見してきて、とても「らしい」チームになったんだなぁ、なんて感慨に耽ったりもします。
わたしが関わってきたのが経理業務や経営計画などの数字面であったり、仕事の向き合い方や業務改善の考え方を主とする変革面。
「らしい」チーム作りは時間をかけて自分たちで醸成していったのでしょうから、独自の企業文化といえるような企業なんだと思っています。
この企業が経営計画発表会をするようになったのが13年前なのですが、その時は社長がすべてしつらえて社員たちを集めていたと語っていたんです。
社長が会場を予約して式次第を作り、事前に経営計画書や資料を作り、設営も段取りもばっちり準備して当日を迎えたんだそうです。
社員たちはというと、服装を指定されて当日指定された場所に指定された時間に来て、リハーサルもなしに言われるがままに動いていたら経営計画発表会が終わったような感じですね。
それが13年経った今となっては社長が準備をすることは何1つもなく、社長の出番は当日の経営計画発表の時間と社長賞の表彰くらい。
あとは社員たちが話し合って決めた発表や催し物が続き、お互いに褒め合う発表だったり全員参加のゲームだったり、時には涙ありのスピーチだったりと、社員達が作る素敵な場が続きました。
13年前の頃とは社員の顔ぶれもガラッと変わっており、その間に創業者である先代の顔を知る社員も3名のみになったそうですが、その間に少しずつ企業文化が醸されてきたんだと思います。
そんな13年間の流れがあるからか、今回社長からのメッセージで一番強く感じたのは会社の歴史でした。
実は社員の多くは会社の歴史を知らないことが多いです。
新卒であろうと中途であろうと、まず教えられることは仕事の技術や会社のルールであり、業務を遂行するためのスキルを教えられます。
そして1人立ちできるくらいに育ったら、そこからさらに時間をかけてスキルを磨き上げたり顧客の幅を広げていきつつ、次に入社してくる社員へスキルを繋いでいくことでしょう。
特に中小企業は時間的にも人数的にも余裕がありませんから、教育されることのほとんどは業務に関するスキルやチームビルディングなどのコミュニケーションスキルです。
そうすると社員の目線は自然と今が中心となり、自分たちが置かれている環境に多くの意識を向けることになるかもしれません。
今はもちろん大切なのですが、今に至るまでに歩んできた過去の功労者たちがいて成り立っていますし、同じように歩んでいく未来の自分たちと後輩たちがいます。
その繋がりを知ることで今の環境があることに感謝をすることができ、会社と自分たちの未来を意識することにもなるんです。
自分たちの環境がどのようにして成り立ってきたか、そんな歴史を知ることはとても大切です。
〈募集中のMG/TOC〉
■10月14-15日(土日)
おいでやすMG in宮古島
■11月4-5日(土日)
くまモンCFMG in宮﨑
■11月25-26日(土日)
ジーラボMG in神田
■1月13-14日(土日)
ジーラボCFMG in神田
■3月16-17日(土日)
おいでやすMG in東陽町
#経営コンサルタント #MG #TOC #ストレングスファインダー #全員経営 #全員会計 #ジーラボ #G-Labo