国家資格などが必要な仕事であればあるほど、その知識に依存することが多く見受けられますが、そこで止まらないことが己の未来を豊かにする方針の1つです。
専門知識や専門技術は何か1つは必須であるくらい重要ですが、その他にもビジネスをする上で必要なスキルは結構たくさんあるんですよね。
わたし自身も20代の頃は飲食店で厨房に立っていましたし、30代の頃はシステムエンジニアをしていましたので、どちらも専門知識が必須の職種でした。
その頃はどちらの仕事も楽しくやっていたのもあり、わたし自身の資質によるところもあるのですが、物事をある程度のところまで習得するのがとても好きです。
究極までトコトン極めるまではいかないのですが、人よりもある程度詳しくなったり、まぁまぁ上手にできるようになるまでが楽しいんですよね。
そこまでの試行錯誤は他のことがどうでもよくなるくらいハマることがあるのですが、そこを乗り越えて平坦な道が見えてくると興味が薄れていくのが自分でもわかります。
でも人によってはトコトンまで突き詰めて、他のことにはあまり興味がないくらいにまっすぐな人も相当数存在するものです。

どちらが良い悪いというわけではありません。
トコトン専門的に突き詰める人がいなければ科学技術はもちろん、衣食住も含めた生活面での進化も止まってしまうかもしれません。
料理の研究がされなくなってしまったら、今よりも美味しいものが出てこなくなるかもしれませんから、それって生きていく上での潤いが1つなくなってしまうようなものですよね。
どんな分野でも深堀して研究開発することはとても大切であり、新しい価値を生み出すために時間と費用をかけることが未来を創造するものです。
ただ一部には専門知識を持っていることをいいことに、他のスキルに対して懐疑的に向き合う人もある程度存在するのも事実です。
その専門知識だけで重宝されるくらいの圧倒的な付加価値があればまだいいのですが、代替できる方法がいくらでもあるくらいの専門知識を盾にして、他のスキルの習得を拒否する方をあちこちで見かけるのが気になったりします。

専門知識や専門技術はそれだけで価値のあるものであり、その価値に対してお金を払ってでも協力してほしいと感じる人が多いから成り立っています。
ただその専門スキルも時代と共に移ろいゆくもので、例えば理容師は世の中に溢れかえるようになり、今ではコンビニの数の約4.5倍もの美容室が軒を並べるようになりました。
税の専門家である税理士の数は年々増え続ける一方、税の申告が必要な法人と個人事業主の総数は減り続けていますから、相対的に価値を落とし続けています。
そんな状況でも自分の得意な理容技術や税の知識だけを頼りにして、これからの10年20年を生き抜いていこうという意思の固さを垣間見ると、さてどうしてくれようかと思案に耽ったりするものです。
それはそれで個人の意思決定であり、お互いを尊重しながら実現に向けて手段を講じたりもしますが、少しもったいないなぁと思うのも事実です。
せっかくの専門知識を持っているのですから、その知識とシナジー効果が出るような付随スキルを身に着ければ、さらに多くの人から必要とされ、単価もアップするのは間違いありません。
付随スキルを身に着けることが会社の方針であればなおさらのことで、会社のブランド下で仕事をしていることに対しての責務であり、企業と個人双方の価値向上を目指す必要があります。
一握りのスペシャリストになることを望むのであれば相応の覚悟が必要ですが、わたしみたいにそこまで求めない場合は付随するスキルでシナジー効果を望むことが付加価値アップの近道なんです。
そんなことに気づいてもらうきっかけを与える必要がありますが、なかなかに手ごわい相手なので根気勝負に負けないことがとても大切です。
〈募集中のMG/TOC〉
■11月4-5日(土日)
くまモンCFMG in宮﨑
■11月25-26日(土日)
ジーラボMG in神田
■1月6-7日(土日)
おいでやすてるMG in東陽町
■1月13-14日(土日)
ジーラボCFMG in神田
■3月16-17日(土日)
おいでやすMG in東陽町
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