現代社会は生きているだけで意思決定の連続ですが、この回数を少なくすればするほど良い意思決定ができるので、少なくする習慣や仕組みはとても大切です。
日常的でも生活や仕事をしていると、決めなければならないことはたくさんあるものです。
大きな意思決定ではないものの、人は生きているだけで無意識に何らかの意思決定をしているもので、一説には1日に35000回もの意思決定をしているという研究もあるくらいです。
ただこの研究は1日で決断できる上限数なので、本当の意思決定は9000回だったり5000回だったりと諸説あります。
思考だけなら60000回行っているという変化球もあるので、どれが正解かはわかりませんし、個人差もあると思いますので結論はもちろん出ません。
とはいえ、多くの回数を決断しているのは間違いありません。
そんなに自分は決めていないと感じるかもしれませんが、朝起きるかどうかとか、布団から出るかどうかとか、実は一瞬一瞬の意思決定を何気にしているものなんです。
そして人は決定疲れをしますので、決める回数が多ければ多いほど疲れてきて集中力が切れてきます。
人間は疲れてしまうとどうでもよくなってしまうもので、極端に決定の精度が落ちたりするんですよね。
なのでAppleのスティーブ・ジョブズ氏は着るものを統一して何を着るかなどの決定をしない、という習慣づけを行っていたと言われています。
「決めない」という意思決定をすることで、他の意思決定に集中することができたりするのが面白いところですよね。
意図的計画的に習慣づけるということが毎日を豊かにすることに繋がりますから、実はとても大切な意識づけなんです。
そんなわたしがよくしていることは、迷ったらやらない、という習慣づけです。
よくセミナーや自己啓発では「迷ったらやれ。やったことに価値がある」という考え方を聞くことがあります。
わたしもこの考え方は好きなのですが、すべてに当てはまるとは思っていなくて、基本的には情報を集めたり熟考した方がリスクは大きく軽減されると考えています。
リスクや費用が小さければ小さいほど時間をかけるコストの方が高くつきますから、意思決定のインパクトが小さい場合はやった方が色んな面で良い結果になりやすいです。
新しい事業を考えたり、評価制度や給与体系などを検討したりする場合、意思決定の影響範囲が大きいので時間をかけるのですが、その際にわたしからあえて1つの質問をすることがあります。
「やめた方がいいんじゃないですか?」
聞く人によっては、とてもネガティブに聞こえるかもしれませんね。
よく迷ったらコインを投げて決めてしまえばいい、なんて方法も聞いたことがありますが、同じような手法でしょう。
コインを投げてみたらやめると出たけど、心の奥底で「どうしてもやりたい!」という気持ちが消えないのならばやってみればいいという感じで、実際にやってみた結果がとてもよかったこともあります。
迷ったらやらない、と決めておくだけでも、自分の心に正直になれるのが面白い習慣です。
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