長年の歪みというのは必ず出てくるもので、定期的にチェックすることも大事ですし、歪まない仕組み作りも楽になる秘訣です。
11月は研修や経営計画作成が渋滞をしている不思議な月だったりします。
先日は毎年お邪魔している企業でいつものメニューで数字と向き合っていました。
わたしは時としてフレキシブルなサポートをしているらしく、ある企業では1日中缶詰であーだこーだと議論をしているところもあれば、ある企業では色んな相談事がとっかえひっかえ出てきて本題が進まなかったりするところも。
今回は社長と接点があった時間がランチを含めて1時間程度で、あとは幹部と一緒になって社長の方針に従ってあれやこれやと数字を詰めていく感じでした。
こんなことは現場でできるだろうと思われがちですが、実は下から挙げられてくる数字と上が考えている数字って、まぁまぁ食い違っているものなんですよね。
そこを整理しておかないといけないといえばいけないのですが、ある程度規模が大きくなってくると一気には変えられないものなので、様子を見ながら実施する形にならざるを得ない時があります。

こういう変化が必要な場合は規模的に小さな会社は小回りが利くので、すぐに実行できるのになぁと思いつつ、会社ごとの事情が異なりますので歩幅を選びながらの進行ですね。
ホントは業務命令で強引に変えられる場面でも、将来のことも踏まえると時間をかけなければならない。
もどかしくも未来を見据えた教育チップといったところでしょう。
そんなわけで、下からの数字にダメ出しをする社長の意図を汲み取って、再度幹部があれやこれやと未来を決める際の方向性を間違わないように舵取りをするようなイメージかもしれません。
なぜこのような役割が必要かというと、どちらも納得する着地点を定める際に数字的な根拠としてもどちらも納得する形にするためだったりします。
世の中の決定には誰かの妥協が含まれることがあり、この妥協が長年燻ってしまうとある時点で発火して、大きな火事になりえるということを多く見てきた結果かもしれません。

まぁ、たいていは社長の意思決定で決まってしまうので、妥協するのは社員側がほとんどだと思います。
納得はしないけれども、社長が言うから仕方ない。
そんな習慣で仕事をしている社員がまぁまぁ多い中、納得いかなかったり、別なことをやりたい社員が燻ってしまい、数年後にはあらあらということになってしまったりします。
そんな社長も時流に合わせて変化する人はするもので、イケイケの拡大路線だった方針をここに来て規模を求めない方針に切り替えてきました。
今の規模感で如何にして利益を確保していくか。
人間も成長痛というものが発生するように、企業にも大きくなっていく過程で色んな歪みが出てきたりするものです。
それを整理する時期というのは必要であり、成長と合わせて実行できる器用な企業でない限りは、集中して治す時期を設けた方がいい時が多いです。
別な言葉では踊り場を作るとも言われますが、身体と同じように企業も内側に目を向けてメンテナンスをすることはとても大切です。
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