若いからといって吸収が早いわけでも素直というわけでもなく、大学を卒業する22歳には自己は確立しているものですから、実は見極めが大事な要素になってきます。
先日は今年入社のフレッシュな社員さん達を相手に、1dayのMG研修を実施させていただきました。
1dayのMGは晴れてMGインストラクターの認定を受けた際に、リクエストに応じて開催したことはあります。
人間、何かを知り始めた頃は楽しくってウキウキしてすぐにやってみたくって、あれこれと試してみたくなるものですよね。
わたしも例外なくそんな感じで、MGを伝えていきたくてリクエストに応じて1dayMGを何回もやってみたものでした。
その多くは蓋を開けてみたら何も残らなかったという、そういうネガティブなイメージが根付いたような気がしています。
とはいえ、インストとしての力量が足りなかったのも要因でしたから経験を積めましたし、何人かは今でもMGが好きで続けてくれているので、すべてが無駄だったというわけではありません。
ただその時の受講者の多くには、MGで得られるはずの価値を提供しきれなかったなぁなんて悔恨の念が残っていたりいなかったり。
とはいえ、過去の出来事は変えられはしないので、その経験を糧にして何をしていくか、なんてことを考えたりします。
目の前には今年4月入社の、約8ヶ月間を社会人として過ごしてきた受講生がずらりと並んでいるわけです。
人は新しいことを始めてから8ヶ月も経てば、それなりに上手くもなりますし成長もするものです。
例えばスポーツがしたいと思い立って、週に5日/1日8時間をサッカーの練習に使ったとしましょう。
それが8ヶ月ですから単純に32週間あるとして、使った時間は5日×8時間×32週間=1,280時間にもなるんですよね。
一説には人が物事を習熟するために必要な時間の目安は1万時間ともいわれていますので、すでにスペシャリストの1/8くらいにはなっている感じでしょうか。
そして4月に続いて2回目の1dayMGになります。
4月とまったく同じメンバーで、というわけにもいかず、この8ヶ月で2名くらいフェードアウトしていましたが、彼らがどんな成長をしているかも楽しみでもありました。
とはいえ、こういった集団研修の成果というのはある程度は想定できるもので、現実というのはなかなかに残酷なモノでもあります。
簡単に表現すれば、物事をさらっとこなせる人はより早く、多くの人は既視感満載に、という感じでしょうか。
少し観察をしていると、こなしてしまう人は周りの行動に惑わされず黙々とやるべきことをやって利益を出し、決算も20分くらいで出してきてさらっと納税まで自分で計算してきます。
多くの人は周りの行動に逐一反応し、その都度どうするかを時間をかけて考え、行動した個々の結果に一喜一憂してなかなか次のステップへと進みません。
ほんの数十分のゲームの中でもそうなのですから、実際の仕事でも同じような傾向が現れるのは当然のことで、前者の社員はこの8ヶ月の上司評価が高いのは当然のことでしょう。
業務や研修で得られるスキルは複利のような形で積みあがっていきますから、社員達の能力差は今後数年間で取り返しのつかないくらい開いていくものです。
とはいえまだ20歳前半ですから、まだまだ挽回は可能です。
20歳代の行動と経験が、30歳代40歳代の方向性を決めてしまうとも考えています。
1人でも多くの20歳代が必要な知識を蓄え、自分の頭で仮説検証ができ、自ら問題解決をしていけるような土台を築けるような、1dayとはいえそんなMGにしていきたいと思っています。
〈募集中のMG/TOC〉
■1月6-7日(土日)
おいでやすてるMG in東陽町
■1月13-14日(土日)
ジーラボCFMG in神田
■3月16-17日(土日)
おいでやすMG in東陽町
■5月1-2日(水木)
ジーラボMG in神田
■5月3-4日(金土)
R☆MG in神田 feat.千葉均
■5月5日(日)
MT日程管理 in神田 feat.千葉均
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