わたし自身はポイント好きで、マイルなどもどうやって貯めて運用するかを考えるのが好きですから、あれこれと比較すると見えてくるのが面白いところです。
ネットで買い物ができるようになってから、早くも二十数年が経っていますね。
1990年後半に楽天市場やyahooショッピング、amazonなどが一気に参入して成長を続け、物流の革新も相まって今ではネットで物を買うのは当たり前の時代になりました。
そうなると顧客獲得の競争がネットへと移行しますから、実物を使わずにどうやって顧客の関心を惹いたり、お得感を演出したり、なんてことが広告宣伝に組み込まれるのは必然の流れでしょう。
広告の必要がないくらいに商品が特化していたり、他にない技術を持っていたりすれば別ですが、多くの商品は知ってもらって、検討してもらって、必要に迫られたり欲求に負けたりしたら買ってくれるものです。
リアルな店舗の場合は店員の魅力やスキルも影響していた面もありましたが、さてスマホの小さな画面で魅力を伝える方法というと、方法も限られてくるのかもしれません。
その中の手法の1つは価格の魅せ方であり、形が変わるとポイント還元という手法だったりします。
ポイント制度はリアル店舗の時代から存在していて、早くは1800年代からあったともいわれています。
一般的に認知され始めたのは池袋にあったヨドバシカメラが、レジシステムと連動したポイントカードを発行するようになってからではないでしょうか。
大福帳など物理的に管理しているポイント制度だとそのお店じゃないと使えない等の制約がつきますが、ポイントが電子データとなったのならば、ネットワークを介してポイントと個人情報のデータを自由自在に扱うことができます。
楽天では楽天ポイントを楽天市場でも楽天トラベルでも楽天モバイルでも使えますし、提携しているリアル店舗でも楽天ポイントで支払えるようになっていますから、新しい通貨みたいなイメージかもしれませんね。
楽天経済圏の構築なんて言われたりするので、顧客の囲い込みには効果的な施策になりますが、さて楽天はこれからどうなることやら。
そんなポイント制度ですが、最近はポイントサイトなんていうサービスがちょこちょこと見かけます。
少し前はブログとかでアフィリエイトサイトみたいなものが流行っていましたが、取扱い品を幅広くして、専用サイトで運用するような感じでしょうか。
ポイントサイトから楽天トラベルへアクセスして予約すればポイントが1%もらえますとか、クレジットカードを作れば50,000ポイントもらえますとか、ポイントサイトを使うことによるメリットがユーザーには提供される感じですね。
とはいえ、ポイントサイトを使うということはサービスを買うことが決まっていて、もっとお得に買う方法がないかと探している顧客たちです。
ポイントサイトを活用したいのは買う側がもちろんですが、買うことが決まっている顧客が集まっているのならば、むしろ商品を買ってもらう企業側が活用したいんですよね。
企業側はポイントサイトと契約をして、まぁまぁな広告料を支払うことになります。
それらは広告宣伝費として企業の経費となりますから、企業として利益を出すためには顧客数を増やすか単価を上げるか、他の経費を下げることになるでしょう。
このブログの最初の画像は同じ条件で同じホテルを同じサイトから予約しようとしたのですが、ポイントサイトを経由するかしないかで単価が変わる仕組みになっているんですよね。
ポイントサイトを使ってポイントが貯まるとユーザーは得した気分になりますが、実際はポイントサイトを経由すると価格が上がっている可能性があることを知っておくといいかもしれません。
企業の利益構造は意外とシンプルなものなので、繋がりを見ていくと面白い傾向に気付くものです。
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