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未来の顧客

未来の顧客

今の時代はデータってそこかしこに転がっているものですから、活かしていければ経営資源にもなり得ますし、扱い方によってはただのゴミにもなり得るものです。

 

データ経営という言葉をよく聞くようになりました。

考え方的には過去からあったと思いますが、性質上あまりもてはやされることはなかったような気もします。

データが大事だということはよくわかるし、必要なことだとは思いますが、このデータ自体が好きとか面白いと感じる人はそれほど多くないんじゃないかな、なんて勝手に思っています。

ソフトバンクは孫社長が数字大好き人間で会社運営や組織運営は数字で物事を話すと書籍にも出ていますし、最近ではワークマンがexcelでデータを駆使してマーケティングや商品開発、在庫管理などの広い分野で活用していると話題になりました。

それでもデータを活用するのは難解なもので、ましてやデータを集めるという第一歩も何かと試行錯誤しないといけないものです。

何事もそうなのですが、データというのがどんなものかがわからないまま、やりたいことを伝えてもシステム会社のできるできないに振り回されて、結局やりたいことができないような感覚になると面白くないものですよね。

データというのはある意味シンプルなもので、とても素直で従順な要素です。

上手に料理してあげるとめっちゃ美味しくなるんですよね。

でも採れたての野菜でもそうなのですが、採ったばかりの新鮮な野菜には土や虫がついていたり、食べにくい葉っぱや根っこがついているもの。

とはいえ、最初からそれらが付いていない野菜を作れるわけではなく、スーパーに並ぶまでに洗ったり切ったりして整理整頓をする人がいるわけです。

そして使いやすい野菜を買ってきて料理をするわけですが、実はデータも同じで取ったばかりのデータというのは余計なものがたくさん付いているのが普通なんですよね。

データを整理整頓してくれる人っていうのが実はとても大切で、地味だけれども重要な仕事をしているキーマンなのだけれども、あまり目立たないのが面白いなぁなんて思っています。

データを活用する考え方には、データには3種類あるなんて言われたりします。

最初はただのDataに始まり、整理整頓されてくるとInformationに変わると言われ、そしてみんなの行動が変わるように加工できればIntelligenceと呼ばれるようになります。

読んで字の如し、パッと見てわかるというのが重要な観点になるので、どれだけシンプルにできるかというのが組織運営では肝になってくる着目点です。

ただ集めたDataでは役立てるための道筋が見えないもの

いわば数字の羅列というものですね。

一見するとただの数字がたくさん並んでいるデータから傾向を見出すことが重要であり、英語ではdata utilizationなんて言われるビジネス上の大切な役割です。

数字にはこれまでの意思決定が正しかったと証明するデータもあれば、もっといい意思決定があることを教えてくれるデータもあります。

それを明確にするためには過去のデータに着目をして、未来につながるポイントへと手を打っていくことです。

ポイントはシンプルに、誰が見てもわかるように、整理整頓をして美味しく料理してあげることがとても大切です。

 

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■3月27-28日(水木)
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