兆候を見極めるのが外部講師の役割でもありますから、企業へ向けてのインストラクターという役割はまぁまぁ責任がのしかかる立ち位置であり、気の休まる場面はない時間なんです。
先日は企業向けにTOC研修を実施してきました。
TOCってMGみたいに申込形式だと全然集まらないですけれども、企業導入の要望って結構あるのが面白いですよね。
MGは漢方薬みたいに何回も受講すると効き目が出てくると言われていますが、TOCはある程度の即効性を持ち合わせているといった認識なのかもしれません。
とはいえ、即効性があると思われがちですが、その効果は限定的であり、そこで手が止まってしまったり素戻りしてしまったりすることも多いのが現実でしょう。
研修はその場ですぐに効果が見えることも大事ですが、継続した育成ができて初めて企業への価値提供がなされるのですから、TOCも継続した学習が必須なのは間違いありません。
そんなことを考えていると企業ごとに抱えている問題点は当然のことながら異なりますから、2日間ずっと頭がフル回転しているような感じになるんですよね。
そんなこともあり、いつもは3.5期の後もお付き合いするのですが、TOCのインストの時はそそくさと失礼させてもらったりします。
少し脳を休める時間も必要だよね~、なんて思いながら、BGM的に気ままなYouTubeを流していると、翌日の講義のヒントが流れてきたりするのがとても運命的な日だったかもしれません。
それにしても、わたしの周りでは三国志好きって結構な割合でいたのですが、最近は話が通じないことも多くなってきたような感覚があるかも。
横山光輝氏の漫画とか吉川英治氏の小説などが三国志関連の走り物で有名だったのですが、漫画も近頃はプロアマ問わずに無料で溢れている時代なので、過去の名作とはいえ読まれないのは当然の結果なのでしょう。
映画のレッドクリフなどで一時期話題にはなりましたが、歴史の全貌を知らないと「矢がバーッと飛んでて、火がぶわーっと燃えてた」くらいの印象しか残っていないのだそうです(笑)。
まぁそんなことは置いておいて、TOC2回目ともなると前回と同じ価値では成果を得られませんから、次の根本的な課題を2日間で探っていくことになるのがインストの役割というものです。
そのヒントはTOCゲームで見え隠れするかもしれませんし、業務フロー図作成で表出するかもしれません。
はたまた休憩中やランチ中、懇親会の席で出てくることもあるでしょう。
現場の社員達では気付かない兆候を見極めことを期待されているでしょうし、外部講師としての役割の1つであることは間違いないのです。
その道具としてのTOCという考え方であり、ものの見かたであるので、1度や2度で完成形へと導くことはまず不可能ですし、「Never say I know」という言葉にもある通りに終わりはありません。
この辺りは同じ講師が伴奏し続けることの強みですから、力の及ぶ範囲で影響力を発揮することが大切になってきます。
とはいえ、専門外のことは下手に手を出すと大火傷することもありますから、結果が想定できないようなことは他の専門家にお願いするのが吉ですよね。
TOCで自分たちの力で改善を進められることはすぐにやる。
いずれ自分たちの力だけではどうにもならない場面が出てくるので、外部から知恵を借りなければならない時がやってきます。
そんな時、素直に動ける企業は大きく変わるチャンスになり得る瞬間だったりするので、兆候を見逃さずに意思決定することがとても大切です。
〈募集中のMG/TOC〉
■5月1-2日(水木)
ジーラボMG in東陽町
■5月3-4日(金土)
R☆MG in神田 feat.千葉均
■5月5日(日)
MT日程管理 in神田 feat.千葉均
■5月25-26日(土日)
ジーラボMG in神田
■7月6-7日(土日)
子ねずみCFMG in沖縄那覇
■7月27-28日(土日)
ジーラボ理美容版MG in神田
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